コロナ禍において、今は誰もがさまざまな苦悩と不安を抱えています。それでも大切な人には、少しでも笑顔になってほしい。そう思うのが人情というものではないでしょうか。


彼のマイナス思考につきあいきれない

アオイさん(34歳)は、ある企業に正社員として勤めています。とはいえ、現在は在宅ワークとなっており、かつてのように残業などの手当が付かない分、収入は減りました。

「つきあって2年になる彼がいます。彼はフリーランスで仕事をしているんですが、ここ2ヵ月はほとんど仕事がない状態。最初は『なんとかしなくちゃ。まずい』と言っていました。でも最近は、『どうせオレなんて誰も必要としてくれないんだ』とマイナス思考に走っているんです。会いたいけど会えない現状があるし、私だって減収できついのに、彼からの連絡はいつもネガティブなことばかり」

ひとりで狭い部屋にこもって仕事をするアオイさんも大変です。オンライン会議などをしても、実際に仕事を動かすことができないこともあり、ストレスはたまります。彼の愚痴ばかり聞いているわけにもいきません。

「彼は会いたいから行ってもいいかというんですけど、私は今はあまり濃厚接触をしたくない。そう言うと、オレを信用してないわけ、と言われる。信用するしないの問題ではなく、誰が感染していても不思議はないわけで、どうしてそう感情でものを言うのかと思わず抗議してしまいました」

もう少し理屈が通じる人かと思っていたのに、そうではなかっとアオイさんは残念そう。ただ、彼はどんどん行き詰まってきたようで、ついには「いくらでもいいからお金を貸してもらえないか」と言ってきました。アオイさんは「いいよ」と言えなかったと言います。むしろ、彼との関係を考え直したほうがいいのではないかと思うようになりました。