はじめに

バブルの研究でコロナショックを回避

――今後、投資家として取り組みたいことについて教えてください。

専業になって時間の余裕ができたこともあり、この1年くらいはバブルの研究に興味を持っています。
元の理論はある教授が提唱しているもので、バブルは投資家には馴染みのある言葉ですが、人々の関心が一方向に指数関数的に集中し、支えきれなくなった時に崩れる現象を指しています。

このような組織化と破裂は自然現象としていろんなところで見られるため、バブルを見つける方法、法則性、破裂の兆候などを見つけられるようになりたいと思っているんです。

――投資の世界にも当然バブルと呼ばれる現象があります。不動産バブル、ビットコインバブル、直近ではコロナショックからの回復がコロナバブルと呼ばれています。

そうですね。共通しているのは、割高、割安といった基準とは関係なく、参加者や注目度が指数関数的に増えていくことです。そして、ある水準に達すると勢いが止まり、一気に崩れます。

その研究を追いかけていたら、今年の1月に米国株のバブルが破裂するのではないかという兆候が見えました。そこで実験的に持ち株を全て売り、キャッシュポジションを100%にしたあとでコロナショックがきたのです。

これからさらに研究したいと思うのですが、バブルが弾けるポイントを見つけられれば投資に大いに役立ちますよね。バブル発生のポイントが分からなくても、弾けるところが見えれば空売りやプットで利益を狙うことができます。

――研究しがいがあるテーマですね。

はい。投資は、投資法を磨いたり新たなテーマを立てて研究したり、いろんな楽しみ方ができます。企業分析するだけでも世の中でどんなビジネスが儲かっているのかがわかりますし、分析が正しければ投資して利益を得ることもできます。学べるし、楽しいし、ビジネススキルにもなるという点で、株は最高だと感じますし、今後もブログなどを通じてその魅力を多くの人に伝えたいと思っています。

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