はじめに

あの“新テストコース”で走りを磨いた

技術的な進化はもちろんですが、新型ISのハンドリング性能を従来より大きく引き上げた理由に新テストコースの存在はかかせません。

愛知県豊田市下山地区に2019年4月に新設されたのが「Toyota Technical Center Shimoyama」です。自動車開発の聖地とも言われるドイツにある「ニュルブルクリンク」を走り込んできたノウハウをこの新コースに投入、全長約5.3km&高低差約75mという自然の地形を生かした自慢のコースです。

新型ISはここで徹底的に鍛え上げられました。マスタードライバーである豊田章男氏(社長でもありますが、トヨタ最強のテストドライバーでもあります)によれば「ドライバーの運転感覚を磨き上げる砥石のようなクルマ」とコメントしています。

搭載されるパワートレーンは3種。これはV型6気筒の3.5Lエンジン

豊田社長にそこまで言わせるキレの良いハンドリングとは一体どのようなものなのでしょうか。まさに「日本で鍛えた世界レベルのハンドリング」とも言える仕上がりなのかもしれません。まだ発売には時間がありますが、熟成を超えた進化を手に入れた新型ISは欧州勢とも勝負できる期待のモデルと言えそうです。

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