「本を読むことで頭がよくなる」と昔からいわれますが、それも読み方次第。本の種類にもよりますが、別々の人が同じ本を読んでも
・読んだ後に何の知見も感情も残らない
・知識として新たな言葉を知る(でも、それだけに留まる)
・思考を巡らせ、新たな見解が生まれる
など、結果として残るものはさまざまです。
もちろん「単に時間をつぶしたかっただけ」など、読む目的によっては何も残らなくても問題ない場合があります。ですが、もし知見を得たり、あるいは思考を深めたいと思って本を手に取るなら、効果の高い読み方をしたいもの。
そのワザの一部を『「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術』(木山泰嗣著、以下本書)の内容を引き合いにしつつ、見てみましょう。