はじめに

身近に潜むライバルとは

SUV感を増した外観、その上で走り、操作感がソフトで、使い勝手も向上した2代目GLA。メルセデス・ベンツが言うように、SUVとして、よりオールラウンドな性能を向上させてきたわけですが、その価格はノーマルで502万円となっています。実はこの価格に少々、悩みの種が潜んでいます。

このGLAの登場と時を同じくして新型GLBが日本に導入されたのです。GLA以上にSUV感を増した佇まいは、フロントマスクの押し出し感もさらに高いのですが、なによりホイールベースが2829mmと、GLAの2729mmより長く設定されています。ロングホイールベースならではのゆったりとした乗り心地と、居住空間の拡大により乗員は快適にくつろげます。さらにGLAが2列5人乗りに対して、GLBは少し狭いですが3列目が装備されていて、7人乗車となります。

GLBはフロントの押し出し感もより強く、ロングボディで伸びやかさもある(写真はGLB250)

これでGLBの車両価格が50万円以上高額ならばそれほど迷いはないかもしれませんが、同じディーゼルエンジンを搭載したGLB200dの価格が10万円アップの512万円で、おまけに7人乗車。こちらは4WDモデルではありませんが、「2WDモデルでもまったく構わない」という人にとっては十分ですし、乗車人数7人という使い勝手も含めて魅力的であり、迷いどころかもしれません。

ちなみにGLBの4WDモデルが欲しいということであれば2.5Lのガソリンエンジンモデルが696万円が用意されています。こちらはスポーツモデルですし、200万円近く違うためGLAとは迷うことがないと思います。

今後、GLAのラインナップが充実すれば、割り切りも付けやすくなるのでしょうが、現状はこの10万円の差による小さな葛藤が繰り広げられるかもしれません。案外身近にライバルが潜んでいたようです。