はじめに

充電インフラ整備が普及のカギ

タイカンターボのボディサイズですが大きさはパナメーラ(ベースモデル)と比べると全長は87mm短く、31mm幅広く、47mm低くなっています。そしてホイールベースは50mm短くて2900mmです。全長が5mオーバのパナメーラと比べれば、一回り小型ということになりますから、少し居住性は落ちるかも知れませんが、4人乗りということであれば、十分な広さを確保しているはずです。EVということだけでなく、このサイズ感においてもパナメーラとは棲み分けはできています。

ポルシェ タイカン伝統的にホールド性のいいシート。長距離でも疲労感は少ない

そこで1,229万9千円のテスラ・モデルS(パフォーマンス)とパフォーマンスを少し比較してみましょう。走りの加速性能や593kmという航続距離だけをみると、もっともリーズナブルなタイカンの4Sの価格で最上級のモデルSが買えるのです。つまりタイカンの最も安い4Sよりお安く、タイカンのターボS並のパフォーマンスが手に入るとなれば、テスラにちょっと買い得感を感じます。ただし、これはスペック上の比較であり、実際に走りや居住性についてタイカンを試乗したわけではありません。それにポルシェならではの味つけがどう生かされているかも未体験ですので、この先に予定されるだろう試乗まで評価をお待ちください。

さてタイカンですが、一般的な電気自動車が用いる400Vに代わり、800Vの電圧システムを採用し、非常の効率的に充電や駆動性能は向上することができています。そして気になるのは充電インフラです。テスラはユーザーに日本国内の充電基準である急速CHAdeMO(チャデモ)と200V普通充電に対応しできるようにコネクターを用意します。専用のテスラステーションのないところではそのコネクターを使用して充電できます。

ポルシェ タイカン専用の150kW級出力の「ポルシェターボチャージングステーション」なら、5分の充電で100kmの走行が可能になる

タイカンも日本国内の充電基準、チャデモに対応していますから高速道路のSA/PAや道の駅、駐車場等の公共施設にすでに設置されている2万基を超える充電器で、リーフやプリウスPHVなどと同じように利用可能です。さらに全国のポルシェセンターにも充電器の設置を順次進めていく予定です。

価格発表と同じタイミングで行われたポルシェ初のポップアップストア「ポルシェNOW東京(東京・有明)」の発表では、こうした新たなブランド発信基地やディーラーに都市型充電ステーションとして機能する「ポルシェターボチャージングステーション」を展開していく予定です。

今年の7月9日現在で東京には4カ所(準備中)、名古屋に2カ所(ヒルトン名古屋地下駐車場内、ナゴヤセントラルガーデン第1駐車場内)、大阪に2カ所(リンクスウメダ地下駐車場内、あべのハルカス地下駐車場内)設置、準備となっています。150kW級出力の「ポルシェターボチャージングステーション」であればチャデモより短時間で効率よく充電することができます。EVにとって最大の問題である充電インフラ、クルマの普及にはこれをまず解決することが優先課題ですね。

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