はじめに

65歳以降も働くメリットとは

雇用保険のメリットは、失業保険だけではありません。他にもさまざまなお得な制度があります。たとえば、教育訓練給付金は、再就職に役立つ資格を取るための資金を補助してくれます。教育資金給付には、一般教育訓練と専門実践教育訓練、特定一般教育訓練の3種類あります。

一般教育訓練は、支払った授業料の20%(支給上限10万円)、専門実践教育訓練は、支払った授業料の50%(支給上限年40万円)。特定一般教育訓練は、支払った授業料の40%(支給上限20万円)が給付されます。

対象となる講座もとても幅広く、介護、税理士、プログラミング、簿記、英語検定など約1万4000講座くらいあります。長く働くためにも複数の資格を取ることで、パラレルキャリアを持つことができます。ぜひ挑戦してみてください。

また、雇用保険には、就職促進手当、高年齢雇用継続給付、介護休業給付などがあります。2025年から段階的な廃止が決まっている「高年齢雇用継続給付」は、60歳までの賃金に比べて、60歳から65歳までの賃金が75%未満に低下した人にでる給付金です。

介護休業給付は、一定の条件を満たすことで、家族の介護をするために、仕事を休んだ場合には、「介護休業給付金」を受け取ることができます。支給額は賃金の67%で最大93日分を受け取ることができます。

長寿社会なので、60代になって再雇用で働いているときに、親は80代・90代というケースもあるのではありませんか? そんな時にこの介護休業給付というのは、とても役に立ちます。

雇用保険には、ここで紹介できなかったさまざまな制度があります。定年を迎えて、雇用保険に加入できる期間も限られてきています。一度使える制度はないかと、調べてみてはいかがでしょうか。自分に役立つお得な制度が見つかるかも知れません。