はじめに
損失を最小限にするためには
失敗しないためには何が必要だったのか、それは自分とは反対に考えて行動している人がいる、ということに気づくことなのです。
先の筆者の例でいうと、株を買った人にとっては毎日上昇が続くのだから「ウハウハ」なわけです。ですから、5日も続けて上昇したからもう下がるだろうと思って売る人もいるかもしれませんが、逆に5日も上昇したのだから明日も高いかもしれないと思い、「下がり始めるまで売らない」とずっと持ち続ける人もいるのです。そして持ち続ける人が多くなれば、売る人が少なく、買いたい人は高い値段で買わなければ買えなくなり、株価がさらに上昇するということになります。
自分の失敗を素直に認め、すぐに「買っている方が利益が出るんだ」と転換していれば利益となったかもしれません。
自分が失敗したかどうかがわからないことも多いのですが、人が成功しているのかどうかは案外わかりやすいものです。人の成功を見て自分の失敗を認めることができれば、損失も少なくすむのではないかと思います。