はじめに

海外向けライブ配信では、音楽や演劇分野に注目

ジェイロッドライブ補助金を受け取るには、(1)公演して、(2)海外に配信する。この2つの条件を満たすことが必要です。また対象分野は、音楽、演劇、伝統芸能、芸能となっており、その中でも成長性が高いと見ているのが、海外の人々にとって親しみやすく言語的にも優しい音楽と演劇です。

そこで、無観客ライブを実施したサザンオールスターズや海外でも人気のあるBABYMETALを有するアミューズ(4301.東証1部)や音楽だけでなく映像にも強いエイベックス(7860.東証1)に注目したいと考えます。

その他、海外で人気があるアニメ系にも注目しており、アニメ系の音楽ライブや新日本プロレスを保有するブシロード(7803.東証マザーズ)やアニソンライブ等のライブストリーミング「MAL Live」を提供するメディアドゥ(3678.東証1部)などにも注目したい所です。

ライブ配信が定着すれば、更なる成長に期待も

ライブ配信サービスは、個人が配信するものから音楽ライブやイベントなどが使用するような大規模なものまで、様々なものが提供されており、群雄割拠となっています。しかし、まだまだ成長余地が大きいと見られ、5Gや商品販売を促進するためのライブコマースなどによって、需要が増すことにも期待できます。

新型コロナ感染症予防により家にいることが増えている昨今、電子書籍の販売が伸びているようです。同様に、ライブ配信も家で手軽に参加できることから、巣篭もり需要をつかみ追い風となっていると考えられます。

さらに、このライブ配信が当たり前のものとして定着すれば、より大きな成長に期待ができるでしょう。ライブやイベントは会場の収容人数の関係上、どうしても都市部が中心となります。そのため地方在住の人は、会場までの旅費や移動時間の制約などにより、ライブ等に参加することが難しくなっていました。

こういった参加したくても出来なかった人々が、新たな顧客となることが想定でき、今後しばらくは成長が期待できると考えます。

<文:投資調査部 饗場大介>