はじめに
その2「お金は鍵がかかる場所に保管」
お金は大切なものですから、保管場所を決めておきましょう。鍵がかかる場所がベストです。机を持っていれば鍵がかかる引き出しに保管。なければ、親と話し合って、保管場所を決めておきましょう。
友達が遊びにきた時に、もし大切なお金が無くなってしまったら、いやな思いをするはず。財布や貯金箱があれば興味が湧いて、触りたくなるかもしれません。事故を未然に防ぐという点でも、目につかない場所に保管をしましょう。
その3「本当にほしい(必要)かどうか、3日間考える」
考える期間はわが家では3日にしましたが、ここは1日でも一晩でもかまいません。冷静になる時間をつくることが目的です。大人だって衝動買いをしてしまうことがありますよね。
さっきまで欲しいものが他にあったのに、目の前の物が無性に欲しいなんて経験は誰にでもあります。衝動的な気持ちを落ち着かせて、冷静になるための訓練を積みましょう。
これは必要な物なのか、それとも、単に欲しいという欲求だけで買ってしまう物なのか、自分と話し合いをします。実は、欲しい物が別にあったことを思い出すかもしれません。
必要以外の物が買いたくなった時は、後悔しないための意思決定ができるように時間を置くルールをつくりました。
その4「失くし物は探す」
物を失くしてしまったら、どうしていますか?親はすぐに代わりの物を買い与えていないでしょうか。失くしてしまえば、それを買うためのお金が必要になります。失しなった物もお金も、無駄になってしまいます。
失くし物をした時は、まず、探すこと。そして、どうして失くしてしまったのか、原因を考えます。お金も大切です。そして、物も大切にする習慣を身につけられるようにしましょう。
その5「困ったときこそ親に相談する」
この5番目のルールは外さないでほしいのです。自分が悪いことをしてしまった時や、お友達の物を壊したり、失くしてしまったりした時など、さまざまなアクシデントやトラブルが起きるものです。
そんな子どもがピンチの時にこそ、親に相談してほしいのです。どんな状況でも、「あなたを守るよ、味方だよ」ということを知らせてあげましょう。
親は自分の味方でいてくれるという想いが伝われば、子どもは相談に来てくれます。
思春期を迎えると、親子の会話は減っていきます。それでも、信頼関係があれば、困った時に相談にきてくれることでしょう。失敗した時でも最後まで理由を聴いてあげることで、親を信頼をしてくれます。
ただ何となくおこづかいをあげるのではなく、ルールをつくり、親子で守ることが大切です。これが長続きの秘訣だったりもします。決してやらせっぱなしにしないためにも、お金のしつけのルールをつくってみてください。