はじめに

中身は第一級のスーパースポーツ

乗り込むとすでにエアコンは作動し、室内は快適です。ハンドルの右側にあるシフトレバーを操作してDレンジに入れれば、走行可能です。先にも言いましたがこのモデル3、走りのパフォーマンスも大きな魅力です。まずはその強烈な加速性能ですが、高速の本線への合流で経験できます。0~100km/h加速が3.4秒といえばポルシェ911カレラS(992)やランボルギーニ・ウラカンLP580-2といった超一級のスポーツカーと同じ加速性能なんです。

イザとなればその優しい外観に似合わず、高速道路などでは本線への合流などでは怒濤のフル加速をします。助手席の人たちの中には「意識が薄れていくような感じ」という人もいましたが、あっと言う間に法定速度に達してします。トルクが一気に立ち上がっていく感覚はガソリンエンジンとは違い、いきなり最大トルクを発生するモーターのフィーリングです。おまけに4輪でしっかりとトラクションを確保しながらの加速には安心感が伴っていますから実に快適なスポーツドライブです。

安心で超絶に速いというのはもちろんテスラの魅力ですが、このモーター特有の加減速の走行感覚は、時として慣れないと車酔いする人がいます。普段は少々抑え気味で走ることをお勧めしておきます。その日常使いの範囲内なら、シームレスで滑らかな加減速の感じは、上質な走りはまさにプレミアムサルーンの快適なドライブを約束してくれます。

17 ブレーキキャリパー

赤いブレキーキャリパーは高性能なパフォーマンスの証です。

もし、その強烈な加速フィールを存分に楽しみたいならば、サーキットに持ち込んでみましょう。今回は時間の都合もあり、適いませんでしたが「トラック・モード」を選択してサーキット走行をすれば、思う存分その強力な走りを楽しめるのです。ちなみに「前後の駆動力調整」も任意に行えますから、後輪駆動としての走りでドリフトを楽しんだりもできます。

さらにコーナリングの安定感では重心が低いこともあり、フラット感を保ちながら、ステアリングを切るとレスポンスよくノーズが切れ込みます。このクイックな感じはスポーティな走りばかりではなく、低速走行の市街地などでも実に心地いい感触となって伝わってきます。さらにトラクションの効いたコーナーの立ち上がりでアクセルを踏んでいくと、心地よく加速態勢に移り、気持ちよくコーナーをクリアできます。