はじめに

外国人夫なら沖縄県、九州圏、大都市圏

愛知県や岐阜県の状況からもわかりますが、「外国人パートナー」の中身については、かなり地域性で差が生じています。
そこで、外国人パートナーといった場合、外国人妻が多い傾向なのか、外国人夫が多い傾向なのかがわかる表を次に示しておきます。

外国人パートナーといえば外国人妻、という傾向が強いのは東北エリアです。外国人パートナーに占める外国人妻比率が8割以上の18エリアの上位に、岩手県、福島県、山形県、秋田県と、東北6県のうち4県が入っています。また中部エリアも多く、岐阜県、長野県、新潟県、静岡県と4県ランクインしています。

反対に、外国人夫が多い傾向のエリアの代表は沖縄県です。沖縄県の外国人パートナーに占める外国人夫割合はなんと8割で、全国傾向から大きく外れた値を出しています。これについては米軍基地のイメージが強いエリアでもあることから、読者にとって納得の結果といえるかもしれません。
以上については、昭和世代の思い描く外国人パートナーに近い実態のエリアともいえるでしょう。

ところで、沖縄県以外に、外国人パートナーに占める外国人夫割合が3割を超えているエリアが12エリアあります。

特徴としては、東京都、大阪府、神奈川県、といった大都市を抱えるエリアに加えて、割合が高い順に長崎県、福岡県、大分県、宮崎県と4県がランクインしている九州エリアが目立っていることが挙げられます。ちなみに彼らの国籍ですが、統計上は、その他の国、韓国・朝鮮、アメリカ、中国の順で割合が高くなっています(エリアごとに差はあります)。

どこの国の相手であっても大事なこと

近畿エリアのある結婚相談員の方から「かなり交通の便の悪いところに住んでいる50代男性が婚活をしている。若い女性にこだわっているので、外国人女性はどうか、と勧めたところ、外国人はまだちょっと……と。打つ手がないです」とのお話がありました。

パートナー選びについて確率論でいうならば、条件を挙げれば挙げるほど、該当する相手は限りなくゼロに近づきます。
例えば、ある会場に集まった男女を身長・体重・学歴順にならべ、その真ん中あたりの方をそれぞれ「普通」と呼ぶとします。

普通の身長以下はイヤ、普通の体重以下はイヤ、普通の学歴以下はイヤ、といってしまった時点で、8人に1人程度になります(厳密な計算では、ある条件とある条件が強くリンクする場合もあるので確率は多少変わるのですが、単純化するためにここでは省きます)。

つまり、3つの「普通」の条件を言ったとたんに、10対10イベントで1人いるかどうか、という相手を欲しがっていることになるのです。

それよりも、相手と様々な考えについて話し合いができるかどうかだけが、長い人生を共に過ごす相手選びにおいては重視すべき点なのではないか、と筆者は思うのですが、いかがでしょうか。

最後にこの言葉を紹介して、終わりたいと思います。

結婚するときはこう自問せよ
「年老いても、この人とよく話し合っていられるだろうか」
それ以外のことは、月日とともに変化していくことばかりだ (ニーチェ)