はじめに

新型のディフェンダーを試乗

今回、用意されたのは2タイプのボディです。ホイールベースをインチに直した数字、90と110という数字を車名に付けているのですが、これも伝統であり、ショートホイールベースは90(ナインティ)、ロングボディは110(ワンテン)と呼ばれます。ちなみに試乗できたのは110の方で、ショートホイールベース仕様の上陸まではもう少し時間がかかります。

目の前にある実物のボディはやはり“でかい”という印象というか、実際にもかなり大きいのです。それでも、その佇まいは丸いヘッドランプのデザインのお陰もあり、かなり可愛らしい印象に写ります。そこに現代のSUVとすればスクエアなデザインが与えられたため、独特な雰囲気を醸し出しています。

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外観もコンセプトもいまだに人気の高い旧型ディフェンダーのDNAを受け継いでいます。

同時にディフェンダーの流れを汲んでいるデザインだということが多くの説明なしでも、すんなりと納得できるのです。この辺の継承の技の巧みさ、上手さはオールドミニとニューミニと同じ感じです。重要なデザインキーを現代風に解釈して、新しいデザインとして成立させることにかけては、国産メーカーにはなかなか出来ない技だと思います。好きか嫌いかは別として単にモノマネでは新型のデザイン、」けっこう魅力的です。

そのボディですがアルミニウム製のモノコックに変更されていて、ニュースリリースによれば「ランドローバー史上最もタフな構造」となっているそうです。さらにサスペンションは前後とも独立懸架を採用したり、走りのすべてが最新の味付けとなっています。当然、その悪路、オンロードとも高い走破性が自慢です。

さっそく走り出してみましょう。現在のところ日本仕様のエンジンとして用意されているのは2リッターの直列4気筒のガソリンターボエンジンで、8速のATミッションと組み合わされます。エンジンの最大出力は300馬力で最大トルク400N・mです。これに対して車両重量は2280kgですから、過不足内エンジンということになるでしょう。今後はハイブリッドモデルや“開発中”とも言われるディーゼルエンジン、さらには投入が遅れているショートボディの90が入ってくれば、さらに新しい走りの味が加わることになるはずですから、楽しみにしたいと思います。

さて静かに目覚めたエンジンの回転を上げスタートします。これが低回転からしっかりとトルクを感じさせてくれるのです。ターボ効果もしっかりと感じられ、適切なミッションの設定と共に不足を感じることはありません。