はじめに

昨年10月のキャリアフリー化が穴だった?

昨年10月、ドコモ携帯ユーザー以外でも口座を作れるようになった時点で、銀行側はセキュリティを確認すべきだったと男性は指摘します。

「誰でも本人確認なしにドコモ口座を開けるとなった段階で、銀行側は対策を考えないといけなかった。ドコモ口座のユーザーがどんどん増えているのに、そのセキュリティの甘さに気づかなかったと言えます」

「NTTドコモという会社を信頼していても、ドコモ口座のセキュリティについて銀行側はもっと注意すべきでした」

キャッシュレスに対応しても銀行にうまみは少ない

では、なぜ銀行は、セキュリティ上のリスクがあるにも関わらず、キャッシュレス業者と連携するのでしょうか。

「一般的に、銀行がキャッシュレスサービスに連携しても、システムを作るのにお金がかかる一方、収益にはほとんど結びつかないと言われています。ATMにお金を入れておくなどのコストは下がりますが、キャッシュレス事業者から入る手数料はそんなに多くはありません」

「それでも積極的に取り組むのは、預金口座が便利ではないと顧客に捨てられるからです。金利などはないに等しい時代です。『家の近所にあるから』だけでは、顧客は逃げていきます」

ユーザーもセキュリティを意識する必要がある

「銀行が外部の様々な決済サービスと接続できるようになったことで、新しい不正利用、犯罪はどんどん出てくるでしょう。キャッシュカードがないとお金を下ろせない時代は、対策も簡単でした。今は銀行が外部の様々な決済サービスと接続できるようになり、ネットだけですべてが完結できるようになりました。これまでとは違う安全対策が必要です。それぞれの銀行が、見えない敵からお客様の資金を守るコストをいかにかけているのかが問われます」

「お使いの銀行が二段階認証などのセキュリティ対策をきちんとしているのか、ユーザーも意識する必要があります。例えば、ウェブ口振受付サービスを途中までやってみて、妙に簡単にできたら危険です。よくわからず不安であれば、セキュリティ対策について、銀行に直接問い合わせてみるのも有効でしょう」


NTTドコモホームページより

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