はじめに

数々のこだわりの調味料に加え、ガラス筒や竹串まで同梱されていた!

焼き始めてからわずか数分。焼鳥ミールキットに入っていた全10本が焼き上がりました。調味料と合わせてさっそくテーブルに並べてみます。

調味料は、京都祇園の黒七味、香りを活かした超粗挽き黒胡椒、ゆず皮をたっぷり使った柚子胡椒、桜の香りが強い特性薫製塩、イタリア産トリュフ塩、オーストラリアの海水塩使用の焼塩、タレ焼き用「鳥幸」特性タレ……。これでもか! というこだわりの調味料のオンパレード。これらを使って、さっそくいただきます!

と思ったのですが、さらにここで気になるものを箱の中から発見。謎のガラスの筒、竹串なのですが、何に使うものなのでしょうか。説明書をよく見ると、ガラスの筒は「食べ終わった串を挿すためのもの」で、さらに竹串は「野菜などを焼くためのもの」でした。さすが「鳥幸」。高級店らしく、こういった配慮も怠りませんね。感動!

12焼き上がった比内鶏と調味料の数々

普段の日常では味わえない極上の焼鳥

改めて、焼鳥をいただきます。まず、最もサッパリしているむねは、コクのあるトリュフ塩+柚子胡椒で。火を通すとパサつきがちなむねですが、ほのか弾力が残り噛むとサッパリとした肉汁が口の中に広がります。そして、トリュフ塩と柚子胡椒がこのサッパリ感にアクセントを加えてくれ、これがもう……本当に美味しい!

そして、砂肝。これは特製薫製塩と黒七味でいただきましたが、むねに比べて歯応えがありコクのある味わい。後味も良く、お酒がグングン進みます。さらに、ハラミ。オーストラリアの焼塩と黒胡椒でいただきましたが、ひと噛みでジューシーな肉汁が溢れ出し、焼塩+黒胡椒のパンチと相まって、もはや肉汁だけでも十分おかずになりそうな味わいでした。

次に、手羽中。これは男らしく焼塩オンリーでいただきましたが、最も比内鶏の贅沢さを味わえました。香ばしさの中にほのか甘み、コクがあり、確かに普段はなかなか食べられない味です。

最後にタレ焼きのももをいただきます。タレは見た目よりもサッパリしており全くくどくない。比内鶏本来の味を楽しめる設計されているようで、タレの後に塩を食べても良い感じ。こちらもお酒がグングン進んでしまう1串でした。

いずれも、普段の生活ではなかなか味わうことができない貴重な焼鳥ばかりでした。これなら再びオーダーするのも十分アリだと思いました。

14比内鶏特有のジューシーな味わいを、どの部位からも感じられる焼鳥ミールキット

「鳥幸」の焼鳥ミールキットは、比内地鶏以外もたくさん!

「家庭での焼鳥がここまで進化したか」と驚くほどの「鳥幸」の焼鳥ミールキット(比内地鶏)+専用焼台ですが、気になる値段は期間限定で6732円(税抜き)。もちろん、専用焼台は一度購入すれば基本的には何度でも使いまわせるので、次回以降は焼鳥ミールキットのみの購入で楽しめます。

また、「鳥幸」では、6ヶ月限定で定額を支払えば毎月様々な焼鳥ミールキットが届くというサブスクも始まったようです。こちらは単発購入よりさらに20%ほど安く利用できます。今回の比内地鶏以外にも各地の銘柄鶏が用意されており、各地の焼鳥を自宅で試してみるのも良さそうです。

正直、「お家焼鳥」がここまで本格的に楽しめるのは意外で、これならわざわざ外食しなくても十分ではないかと思ってしまうほどでした。コロナ禍の収束が見えない今、このような本格料理キットがオンラインで気軽に購入できるのは、自宅で過ごす時間を充実させます。このような商品がもっと増えると良いなと思いました。

<文:松田義人>

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