はじめに
眼鏡は新型コロナウイルスの感染防止に役立つか?
―― 一度、視力が低下すると、特別な手術などをしない限りは元に戻りませんよね
小林:はい、元には戻りません。こうなった際に「眼鏡」「コンタクトレンズ」などで機能を補うことになるのですが、「コンタクトレンズ」は視力矯正のために存在するモノが多く、例えば「遠く用」「近く用」と使い分けたい場合、そう手軽には付け替えることができません。
一方、眼鏡はシーンごとに手軽に使い分けをしやすく、弊社ではコロナ禍以降、ういった「遠く用」「近く用」の眼鏡を使い分けてご購入される方が増えています。このように眼鏡を使い分けることで、さらなる目の機能低下を防ぐこともできます。
――ところで、感染防止対策としてマスクは定着しましたが、眼鏡は感染防止アイテムになり得るのでしょうか。
小林:「ウイルスは目からも感染する可能性がある」と言われていますので、ある意味では眼鏡もマスク同様の感染防止アイテムと言っても良いかもしれません。
例年、花粉症が飛び交う時期に、花粉対策の一つとして眼鏡を付けられる方がいますが、それと同様に考えれば、ウイルス感染リスクの軽減に役立つと考えています。
――例えば眼鏡のレンズ表面に、ウイルスが付着することも考えられますね。
小林 はい。ですので、眼鏡を着脱する際は、レンズやフレームにはできるだけ手が触れないように細心の注意が必要です。
マスクの着用は定着しましたし、手洗いやアルコール消毒も皆さんこまめにやっています。でも、眼鏡に対する除菌や洗浄って特に意識的にされている方はまだまだ少ないのではないでしょうか。弊社では無料で、眼鏡を全て分解し除菌・洗浄するサービスを行っています。感染防止策としての眼鏡の愛用として考えるなら、専門店でのこういったサービスを利用するのも良いと思います。
マスク着用、こまめの手洗いなどだけでなく、眼鏡の着用も感染防止策になります