はじめに

プレミアム付き食事券の注意点

GoToイートのポイント還元事業は、高齢者やデジタルに不慣れな人たちには利用しづらい制度でした。一方、食事券は紙のチケットがあるため、より幅広い層の利用が期待されています。後日還元されるポイント事業とは違い、その場で食事代が安くなるのでわかりやすいのもメリットでしょう。

ただ購入・利用には注意点もあります。チケットは1,000円または500円券で、おつりがでません。支払いがチケットの額面以下の場合、差額分は恩恵を受けられません。また、購入しすぎて余った場合や近所に使える飲食店がなかった場合も、払い戻しはできません。

利用できるのは、日本標準産業分類の76飲食店に該当する飲食店。デリバリーや持ち帰り専門店、カラオケなどは対象外です。キャバクラなど接待を伴う飲食店も使えません。お目当てのお店がある場合には、食事券が使えるかどうか調べてから食事券を購入する方がよいでしょう。

いよいよ東京都でも発売されるプレミアム付き食事券(GoToEatTokyoプレミアム食事券公式HPより)

ポイント還元と併用可能!セット利用でさらにお得に

プレミアム付き食事券はGoToイートのポイント還元と併用すれば、かなりお得です。ポイント還元事業では、オンライン飲食サイト経由で予約・来店した場合に、次回以降に利用できるポイントが付与されます。ランチで500円分、ディナーで1,000円分のポイントが獲得できます。

では、ポイントと食事券を併用した場合、どのくらいお得に食事できるのでしょうか?

事前予約のうえ、夜に2人で5000円分の食事をした場合で考えてみましょう。
食事代:5,000円
ポイント還元:1,000円×2人=2,000円分
食事券:5,000円分使用で実質4,000円

合計 5,000円−2,000円−1,000円=2,000円

5,000円の食事代が2,00円で済み、3,000円浮いたことになります。GoToトラベルの地域共通クーポンや飲食店予約サイトのポイントも併用できます。来店予約や食事券の購入という手間はかかりますが、使わない手はありません。

ただし店によってはポイント還元事業と食事券事業のどちらかにしか参加していないことがあります。また、各種ポイントとの併用可否の判断は最終的には店舗に委ねられています。利用の際は注意してください。

食費や光熱費の節約以外にできることは? 無料FP相談で家計を見直しましょう[by MoneyForward]