はじめに

期待を裏切らない走り

さっそくT5で走り出してみました。ちょっと走り出しただけで、1.5Lの直列3気筒ターボエンジンと電気モーターが実現する走りの良さが伝わってきます。エンジンとモーターの役割を、それぞれにしっかりと果たしていて、本当に自然でシームレスなフィーリング。モーターだけ、エンジンとモーターなど、適時に切り替えながら都内の混雑路をストレスなくゆったりとした気分で走ることができるのです。

派手さはありませんがスッキリとしたレイアウトは好感度が高いです

以前からボルボに対するイメージとして“クレバー”といったものを抱いているのですが、本当にこのPHVは穏やかで平和な気持ちになります。

今度は首都高速に乗り入れます。首都高速では、本線への合流路が短いため、フル加速で対応することが多いのですが、それまで優しかった走りの表情が、ちょっぴり変わります。アクセルをグッと踏み込むと、グググッとトルクが急激に向上してきて、背中をグングン通してきます。あっという間に合流スピードに達したところで、平和に本線に乗り入れます。まったくとろさなどは感じません。

シートバックの大きさもちょうどよく、状態をしっかりとホールドしてくれます

しかし、その感覚はといえばジェントリーとでもいいましょうか、本当に平和なのです。まだ本格的なワインディングまでは未体験ですが、十分にスポーティな走りをしながらも、乱暴さというかワイルド感がないんです。どこまで行ってもさりげなく、でも気が付けばそれなりに速い。そんなフィーリングのため、少しぐらい頑張って走ったところで、ボルボに対するクレバーなイメージにも変化はないのです。

むしろ、T5より軽量であり、エンジンもパワフル、おまけに4WDといったスペックのB5の方がワイルドさはあります。走りに対する方向性に違いがあるのですから、この辺はディーラーでしっかりと試すことをお勧めします。

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