はじめに
待望のホンダ・センシングを標準装備
旧型のデザインの流れを継承しているN-ONEですが、重要な安全装備に関しては大きくレベルアップしています。ホンダが誇る先進運転支援システムである「ホンダ・センシング」を全グレードに標準装備しました。
渋滞時の追従機能を持つACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)やLKAS(車線維持支援システム)など合計10の機能を搭載します。
注目はこのACCとLKAS。今回軽自動車のMT車としては初めて採用しました。また昨今の装備トレンドである「電子制御パーキングブレーキ」と「オートブレーキホールド機構」そして車両後方の障害物を検知してブザーとディスプレイ表示で知らせてくれる「パーキングセンサーシステム」も搭載します。
電子制御パーキングブレーキとオートブレーキホールド機構は全グレードに標準装備されます
これらの機能は信号待ちや坂道発進、さらに後退時のストレスを減らし、安心感を高めてくれます。
注目の6速MT車は本格的
N-ONEには前々から要望の高かった6速MT(マニュアル)車がRSというグレードにのみ設定されています。軽自動車でもスポーティに走りたい、という要望を受けての搭載ですが、全てを新規に設計した点、ホンダが誇る軽スポーツカーである「S660」に近い本格的構造とするなど、かなり気合いが入っています。
また久々にMT車に乗ってみようと思っている人にとっては「うまくクラッチ操作ができるか不安」と思うこともあるはずです。この6MT車にはクラッチペダルを急操作した際でも急な衝撃などを抑える「ピークトルクリミッター」と呼ばれる新機構を搭載することで快適な操作性を実現しています。