はじめに

昨年は新型コロナウイルスの影響で、経済活動が停滞し、世界のGDP成長率はマイナスとなりましたが、半導体製造装置業界は成長を達成しました。直近の予測では、前年比15%増となり過去最高を更新したと報道されています。


半導体の製造装置販売額は4年連続で過去最高へ

新型コロナウイルスによる物流の停滞やエンジニアの移動制限、そして、米中ハイテク摩擦の激化によるファーウェイやSMIC(中国最大の半導体製造会社)への輸出規制強化の影響が懸念されましたが、杞憂に終わりました。

在宅勤務や在宅学習の増加、ウエブ会議などインターネットを利用したサービスの拡充、いわゆるDXと5Gがメモリやプロセッサの需要を牽引し、半導体メーカーの高水準の投資が継続しました。

国際半導体製造装置材料協会(以下、SEMI)は、半導体製造装置市場は、マイナス成長が2019年の1年で終わり、2020年から2023年まで4年連続で市場拡大が続くと予測しています。

成長率については、2020年は、上述したように前年比15%増、そして、2021年以降は、1桁台半ばの成長が続くとしており、このままSEMIの予測通りになれば、半導体製造装置販売額は4年連続で過去最高を更新することになります。2017〜2018年に流行ったバズワード、「スーパーサイクル」の再現です。

先の長い話なので、株価に織り込まれるには時間が必要ですが、このSEMI予測の達成確度が高まるにつれ、半導体製造装置関連銘柄の株価上昇にさらに弾みがつくと予想されます。