はじめに

早く購入するとローンも早く終わる

「まだ若くてお金がない」とのことですが、低金利時代が続く今、家賃感覚の支払いで家が買えるなら買ってしまおうか、という若い世代が増えています。20代のうちに家を買おうと思うことは素晴らしいですね。

実は、コロナ禍によって住宅購入の検討が促進された20代は51%もいました。

若いうちに家の購入に踏み切るメリットとしては、住宅ローンの返済が早く終わること。一般的な住宅ローンは最長35年で組むケースが多いですが、20代後半で35年ローンを組んでも60代前半のうちに完済できることになります。

途中で繰り上げ返済をがんばって返済期間を短くすれば、60歳前までに完済できる可能性もぐんとアップします。

頭金を貯める期間がもったいないことも

若い世代の住宅購入は、頭金を十分に貯めてから、と言われることも多いでしょう。それはそれで間違いないのですが、頭金が足りないから今はまだいいなどと言っていると、その間に金利が上がってしまう可能性も。

金利が1%上がることで、借りられる金額が600万円ほど変わってしまうこともあります。頑張って600万円を貯めても、状況が変われば、苦労が水の泡と化すこともあると認識しておきましょう。

例えば今、賃貸住宅の家賃を毎月10万円支払っているとします。家賃の掛け捨ては1年間で120万円。1年間でそれだけの頭金を貯められるかどうか、考えてみるとわかりやすいですね。

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