はじめに
青色申告控除とは
所得は10種類に区分されます。
知るぽると「所得の区分は10種類」から筆者作成
この内、青色申告の対象になるのは以下の2つになります。
・事業所得
・不動産所得
不動産所得は不動産による収入がある人が対象になります。事業所得は、その名のとおり「事業」を通じての所得なのですが、事業と認められるように継続的に収入があることやある程度の売上がたっているなどが条件になります。自分の所得が青色申告の対象にできるかは税理士などの専門家に確認されると良いでしょう。
副業をはじめたら
副業をはじめたら、事業の収入と経費支出を家計とわけて管理すると良いでしょう。具体的には給与が入ってくる口座と、個人事業で得られる収入の口座をわけることと、クレジットカードもできれば分けて管理することです。
個人事業主になりたてでは、支出が「家計」なのか「事業」なのか不明確になってしまい、事業としての採算が合っているのかが分からなくなってしまいがちです。
ちゃんと利益を管理していくためにも、口座を分けて管理できる仕組みを最初に作っておくことをお薦めしておきます。
マネーフォワード確定申告や、その他の確定申告用のクラウド会計ソフトは色々とでているので、ご自身にあった管理方法を確立されると良いと思います。
また、「家事按分」という、いわゆる生活にかかる支出と、事業にかかる支出が混ざっている部分があります。例えば、家で個人事業もしている場合は、家の中で仕事として活用しているスペースの家賃分や、光熱費、通信費は経費にすることができます。ここも税務調査などが入っても「合理的に説明できる」ことが大前提になりますので、税理士などの専門家と相談されると良いでしょう。