はじめに

「ポイ活」での工夫あれこれ

次に、これらポイントを貯めている人の多くが、どんな工夫をしてやり繰りされているのかを見ていきましょう。

最も多かったのが「加盟店で使う(40%)」。極めてシンプルで「ポイ活」としては従来からのやり方です。他方、次に多かった「あらゆる決済をクレカで(24%)」はいかにもキャッシュレス時代を反映した結果であり、「現金での支払いをしない」合理性と合わせて、意識的にポイントを貯めているようにも思いました。

また3番目に多い「キャンペーンを利用する(18%)」は、上位2つの回答よりもさらに「ポイ活」に対し積極的に感じられます。この回答をした人は「どんなキャンペーンがあり、どんなお得があるか」など、情報収集と実行力によってポイントやマイルをコツコツ貯めている人が多いのではないでしょうか。

人気は「楽天」「Tポイント」「dポイント」

ポイントやマイルを貯めるにあたって、気になるのが利用する際の汎用性です。苦労をして貯めたとしても、使う場が限られていればお得感も激減してしまうからです。次に多くの人が貯めているポイントの種類を見ていきましょう。

最も多かったのが「楽天ポイント」(31%)。楽天ポイントは飲食店、コンビニ、スマホ・Wi-fi契約、光熱費、銀行、証券会社など幅広い業態を網羅しており、“楽天経済圏”とさえ呼ばれているほど。他社の追随を許さない使いやすさで好まれているようです。

次に多かったのは、TSUTAYAが発行する「Tポイント(24%)」です。共通ポイントの先駆けであり、2003年から実施しているため普及度、認知度が高めです。保険証や学生証などで登録することができ、銀行口座の登録も不要。このハードルの低くさも人気の理由です。さらにYahoo!とも連携し、ネットショッピングでもポイントを使える点は大きな魅力と言って良いでしょう。

3番目に多かったのは、docomoが発行する「dポイント(12%)」。「楽天ポイント」や「Tポイント」よりも後発でありながら、今日では飲食店などでも取り扱いが拡大している上、キャンペーンなども多く展開しています。今ではドコモユーザー以外にも広まり、ジワジワと利用者を増やしています。

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