はじめに
住宅ローンを借りる際の注意点
銀行から住宅ローンを借りる場合は、金利以外にも以下の点を押さえておきましょう。
住宅ローンの手数料
変動金利の手数料は借入額の2.2%などが多いですが、新生銀行や楽天銀行のように手数料を固定にしている銀行もあります。借入金額が大きくなったり、借入期間が短いと手数料固定の金融機関を選んだ方が返済総額が少なくなることもあるので、複数を比べてみましょう。
保証金の有無
住宅ローンを借りる際に、保証会社への費用を利用者が負担する金融機関があります。この保証料の負担がなく0円のところも多くあるので注意しましょう。ちなみに、さきほどのみずほ銀行は、3.3万円の保証会社事務手数料が発生しますが、PayPay銀行(ジャパンネット銀行)はかかりません。
団体信用生命保険
団体信用生命保険は、借りた方が亡くなった場合に借りたお金を返済しなくてもよいという保険で、遺族に負担が行かないようにするものです。通称、団信(だんしん)と言いますが、この保険の内容も銀行ごとに内容が異なります。例えばauじぶん銀行のがん50%保障団信は、「がんと診断されたら」就業不能状態かどうかにかかわらず、ローン残債の50%が免除されます。この50%保障団信は金利の上乗せが必要なく、審査が通ればつけられます。
住信SBIネット銀行の団信は、金利の上乗せなしで、「精神障害をのぞく全疾病保障」がついてくるので、病気や怪我で働けなくなった場合の月々の返済額が保障され、働けないまま12ヶ月が過ぎると住宅ローンの残債が0円になります。細かい条件はあるので、詳しくはサイトや資料を確認していただければと思いますが、万が一の病気や怪我で働けない場合には安心感のある内容になっています。このように各社で団信の内容に色々と力を入れているので比較してみるとよいでしょう。