読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。
今回の相談者は、58歳・会社員の男性。65歳で退職したら、夫婦で年2〜3回の海外旅行と、東南アジアでのロングステイを希望している相談者。どれくらいの老後資金が必要でしょうか? FPの飯田道子氏がお答えします。
気力、体力がある老後前半10年位は、年2~3回の海外旅行や、2~3年の東南アジア移住等も視野に入れ、できるだけアクティブに行動したいと考えています。上述のために必要な老後資金について、教えてください。海外移住先はバンコク都心で1LDKの小綺麗な賃貸マンション居住希望です。
現金残高1,700万、投資信託評価額2,400万円、65歳退職まであと6年半、退職までに投資信託を年間600万円購入(6年半で予定3,900万円)、退職金1,200万円の予定。この他に認知症の母の預金残高約800万円、母の年金収入月20万円、我々夫婦の年金受給見込みは2人で額面で年340万円です。資金に余裕があれば、75歳位のタイミングで20坪程度の小型住宅への建て替えができればとも考えています。
【相談者プロフィール】
・男性、58歳、会社員、既婚
・同居家族について:妻(54歳)・専業主婦。母・無職・要介護1認知症
・子ども:25歳(独立)
・住居の形態:持ち家(戸建て・長野県)
・毎月の世帯の手取り金額:53万円
・年間の世帯の手取りボーナス額:300万円
・毎月の世帯の支出の目安:38万円
【毎月の支出の内訳】
・住居費:5万円
・食費:8万円
・水道光熱費:3万円
・保険料:1万3,000円
・通信費:1万7,000円
・車両費:3万5,000円
・お小遣い:3万円
・その他:ペット1万6,000円、衣類美容5万円、その他旅行引当6万円
・投資信託へ年間600万円
【資産状況】
・現在の貯金総額(投資分は含まない):1,700万円
・現在の投資総額:2,400万円(投資信託)
・現在の負債総額:0円