はじめに

割安な日本株

日経平均株価は9月に一時年初来高値を更新し、欧米の株価指数に比べた年初からの出遅れを取り戻してきましたが、それでも日本株の水準は欧米の主要株価指数に比べて割安な位置にあると思います。

特に、このところの米国株はやや調整気味ですが、コロナ禍にもかかわらず、主要3指数は過去最高値を更新してきました。10月1日現在、予想PERは日経平均株価が13.92倍、米国のS&P500種株価指数は21.43倍であり、日本株は割安に放置されており、日本株の再評価が必要と考えます。 

海外投資家の日本株買いが始まる

2020年までの過去5年間の海外投資家売買動向(現物株と先物の合計)と日経平均株価の騰落率をみると、下期(7~12月)の買い越しと株高傾向が顕著です。5年間で下期の海外投資家の売り越しは2018年だけです。今年は上期に1.25兆円売り越しとなる一方、日経平均株価は4.9%上昇しました。下期は8月第4週までの累計では売り越していましたが、9月第4週(9月21日~9月24日)現在、1兆1,083億円の買い越しに転じています。

中国不動産大手の過剰債務問題や米連邦政府の債務上限問題など株式市場は短期的には不安定な値動きも想定されます。しかし、日本株には株高条件が揃ってきており年末に向けての株高が期待できると考えます。

<文:投資情報部 大塚俊一>

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