はじめに
嘘をつくことは絶対NG
ただし、やってはいけないことがあります。それは、嘘をつくことです。営業担当者の中には、次のような突破術を使っている人がいます。
悪例(1)「市役所から話が行っているかと思うんですが」
これが事実でなければ、非常に悪質です。こんなパターンもあります。
悪例(2)「港区における○○の件とお伝えいただければ、わかると思います」
わけがわかりません。窓口の人もわけがわからないから、とりあえず担当者の方につないでくれます。けれど……
担当「えっ、行政の方じゃないんですか?」すぐに騙(だま)されたことに気づきます。こういう営業は、絶対にやってはいけません。また、こんなパターンもあります。
悪例(3)「社長には、いつもお世話になっております」
嘘をついて「社長と知り合い感」を出すテレアポです。これも絶対にNGです。嘘がバレた瞬間に、あなたや会社の信用をすべて失います。
正々堂々とやるのが、テレアポというゲーム
テレアポというのは、慣れるまでは苦行のように感じますが、ちょっとやり方を変えるだけで楽しいものになり、成果も上がります。
テレアポはゲームである。これが私の持論ですが、ゲームは正々堂々とやらなくてはいけません。
嘘をついて窓口の人を突破しても、騙されたことに気づいたお客様は、二度とあなたの会社を信用してくれなくなります。
テレアポの目標は、先方の担当者につないでもらうことではありません。「ご縁」をつくって、リードを育てていくことです。
お客様に喜んでもらえる資料を用意し、正々堂々と窓口を突破しましょう。