住まい

“居住用”にも“投資用”にもなるマンションの見極め方

FPの家計相談シリーズ

読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。

子供が大きくなってきたこともあり、マンションの購入を考えています。先日、将来、売却ができて賃貸にも回せるようなマンションであれば、いざというときも心配ないと聞き、“投資用にもなる不動産を”という目線で物件を探しています。ただ、探してみると、なんだか投資用というのは自分で住むような気持ちになりづらいと感じています。まだ、たくさん見ているわけではないので、偏見なのかもしれませんが……。

投資用と、居住用というのは、住み心地が結構異なるものなのでしょうか。また、借りる場合の効率的な探し方についても教えていただけますと助かります。
(30代後半 既婚・子供1人 男性)


内藤: マンションは、投資用と居住用というように明確に分かれているわけではありませんが、それぞれの目的によって、建築する際のマンションの構造や間取りは変わってくると思います。

投資用のマンションの場合、重要なのは間取りが実際より大きく見せられることです。

同じ床面積でも一部屋の広さを小さくすれば、1LDKを2LDKにすることができます。賃貸物件を探す人は、実際の使い勝手よりも、条件で検索することが多いので、部屋は小さくなり、収納スペースもミニマムにする傾向があります。

満足度が高いのは分譲物件

投資用物件の場合

投資用の物件は、投資利回りを上げるために、同じ面積でいかに高く貸せるかを考えますから、スペースに無駄がない分、面白味に欠け、実際に住んでみると使いにくいというデメリットを感じる可能性があります。

居住用物件の場合

一方の居住用の物件は、生活することをイメージして物件を選択する人が多いので、共有スペースや収納などをしっかり確認し、割高であっても信頼できるデベロッパーの物件を購入するというように、経済的なメリット以外のポイントで選択される傾向があります。

使われている部品や装備もグレードが高いものであることが多いので、居住してからの満足感も高まると思います。

最近では、分譲用の物件が賃貸に出されるのをねらう、という人も増えています。間取りが比較的ゆったりと作られており、共有スペースなども充実している分譲物件のほうが満足度が高いという考え方の人が増えているからです。

居住用の物件を購入して、自分が居住しないときには、賃貸に回すという方法もありだと思います。投資用物件に比べれば利回りは下がるかもしれませんが、クオリティの面からは借り手が見つかりやすくなるかもしれません。

物件探しは手間を惜しまずに根気よく

借りる場合の賃貸物件の探し方ですが、本当に人気のある物件は、借り手が絶え間なく次々に入ってしまうので、一般に情報が公開されることはほとんどありません。

そのような物件の情報を手に入れるためには、地元の不動産賃貸会社にコンタクトをして、時間をかけて探す必要があります。

住みたいと思う賃貸物件を見つけたら、管理している不動産会社を探し出し、その会社にコンタクトして空いたら連絡してもらうようにする。本当に気に入った物件を見つけたければ、手間を惜しまないで根気よく、よい物件を探すことです。

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