はじめに
株式市場では、値動きの激しい日々が続いています。南アフリカで発生されたとする新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」は、その感染力、毒性、既存ワクチンの有効性等はまだはっきりとわかっていません。どの程度の危険性なのか見極め中として、今後の世界経済へのリスク等、市場の不透明感が増していることが背景のひとつとして考えられます。
原油、金、銅…商品市況が下落
商品市況に目を転じてみると、WTI先物、NY金先物、LME銅3カ月先物、LMEアルミニウム3カ月先物は、大きく下落しています。米国などにおける金利の上昇懸念が背景にあると考えられます。また、今回の「オミクロン株」出現によって、経済活動へ悪影響が懸念され、原油などの需要が落ち込むと予想されたことも背景にあります。