はじめに

毎月の収入はいくら確保すればいい?

現在の支出もしっかりコントロールされており、見直しをする必要はないのですが、毎月の収入としては手取りで10万円を確保できれば、年金受給前までは生活は回る計算です。

65歳から年金は受給できますが、その時いくら受給できるのか、今の年齢では予測しにくい状況です。たとえば毎月3万円預貯金から切り崩したときには、30年間で1,080万円必要になります。この場合、45歳までの見込の預貯金額から社会保険料と預貯金を切り崩した後でも、1,000円弱が手元に残っていることになります。

ただ、社会保険料や年金受給金額は定期的に見直しをされるため、お金の流れについては見直しが必要になります。

また、現在、賃貸に住まわれていますが、年齢を重ねた場合やアルバイト等で働いている場合は、新たな住まいを見つけにくいことが考えられます。持ち家を検討する必要はありませんが、対策は考えておくべきでしょう。

相談者様の場合、まだお若く、社会情勢の変化や現在の仕事の働き方そのものが変わることも考えられます。シングルで過ごすなら、フレキシブルに対応できる状態をキープできると良いですね。そうすることで、選択肢はさらに広がっていきますよ。

連載「みんなの家計相談」でお悩み募集中!読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのFPが答えます。相談はこちらから。

この記事の感想を教えてください。