はじめに

45歳までにいくら貯められる?

相談者様が希望する通りの生活の場合、もっとも貯められる時期は、今から45歳までの18年間です。節約は苦にはならないとのことですので、今のままの生活を続けた場合は、毎月の貯蓄は3万円ですので、18年間(3万円×12カ月×18年)では、648万円。ボーナス分としては80万円を18年間(80万円×18年)で貯めることができますので、1,440万円となります。

今現在の貯金総額は390万円、投資総額は870万円ですので、上記の18年で貯めた預貯金とあわせると、合計3,348万円となります。

毎月の収入と支出で5万円の開きがありますが、もし、これが投資に充当されている場合には、単純計算で1,080万円、さらに総額が増えることになります。ただ、支出が不明瞭なため、参考に記しておきます。

こんなにかかる!国民年金と健康保険料の総額は?

45歳からはアルバイト等で収入を得ることをお考えのようですね。それ自体は悪くはないのですが、今のように社会保険に加入できない場合には、個人のみで負担することになりますので、想像以上の支出があると考えられます。

具体的には、国民年金保険料と国民健康保険料があります。

国民年金保険料は、毎月1万6,610円です。60歳まで支払いが続きますので、60歳までの15年間の支出額は合計で298万9,800円です。

国民健康保険料は年間10回払いとなっており、1.2カ月分で計算し直し請求金額が決まっています。例として、令和3年の東京都新宿区の国民健康保険料の場合で確認してみましょう。最低金額は、給与所得が98万円の場合で、介護保険料を含めて1カ月あたり5,750円。年間6万9,000円です。64歳までの19年間の支出は、131万1,000円となります。

65歳から年金を受給し始めた場合、介護の必要が無い場合の国民年金保険料は、年金収入が150万円までは1カ月あたり4,333円。年間5万1,996円です。その場合の65歳から95歳までの30年間の保険料は、155万9,880円となります。

まとめると45歳から95歳までは社会保険料として、
・国民年金保険料 298万9,800円
・国民健康保険料 131万1,000円(~64歳まで)
・国民健康保険料 155万9,880円(65歳~95歳まで)

合計で586万680円の支出が見込まれます。

45歳までに貯まる預貯金額は3,348万円ですので、社会保険料の支出分を差し引いた後の手元に残る金額は2,761万9,320円です。

45歳からの働き方によって、支出は大きく変わってくる

45歳から社会保険の加入条件を満たしてアルバイト等で働く場合は、年金保険料および国民健康保険は労使折半となるため、個人の負担は軽くなってきます。

あくまでも相談者様次第なのですが、(1)退職直後は社会保険の加入条件を満たして60歳まで働く。(2)退職直後は数年間働き、その後、徐々に働き方を変える。その後、働く時間を減らして、社会保険料は全額個人負担に移行するというような方法も考えられます。

まだ、45歳までは時間がありますので、じっくりと考えてみてください。

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