はじめに
サラリーマンのうちにビジネスモデルを検証する
ビジネスを形にするには、まず「何をやりたいか」「何ができるか」を洗い出してリスト化し、「ニーズ」と「ユニーク性」によるマッピングを行って、マイビジネスの優先順位を検討します。
ただし、これらのほとんどは「机上のシミュレーション」であり、言ってみれば「空想」に近いものです。
そのため、その空想プランを一連のビジネスモデルの流れの中で実際に検証していく必要があります。身近な知人や友人に対してテストマーケティングを行い、売り方やプライシング(値付け)について探っていくのです。これも会社勤めをしていれば、たとえ失敗しても何度も繰り返し検証することができるメリットがあります。
【ビジネスモデル検証の流れ】
提供する商品・サービスを準備する
↓
お客さまを集める
↓
実際に利用してもらう(購入してもらう)
↓
お金をいただいて、入金完了(お金をいただく場合)
↓
感想をいただく(アンケートを実施する)
↓
次回につなげる(リピートしてもらう)
これが、スムーズに流れていくかどうかを確認します。
・商品やサービス・ソリューションは、予定通りの品質のものを準備できたか
・お客さまは、どれくらい集められたか(想定人数を超えているか)
・実際に利用してもらって満足していただけたか
・金額は適正か(「こんな程度のサービスにお金は払えない」と思われていないか)
・再び利用していただけそうか
1つずつについて、リアルに試していきます。もしも、想定外のことが起こったり、うまくいかなかった場合は、その部分をきちんと修正していきます。項目ごとに考えていたときには気づかなかったことが、一連の流れの中に置いてみるとよく見えてくるものです。
もしも何の問題もなくうまく流れる場合は、今度は「コストをかけずに、もっと集客数を増やせないか」「単価をもっと上げられないか」など、さらにプラスになる要素を追求します。検証と修正を重ねて、より強いビジネスモデルに仕上げていくことが重要です。