はじめに

働き方や生活スタイルが多様化する中で、「仕事から解放されたい」「自分の好きなスタイルで働きたい」と考える人が増えています。そんな中で今、注目を集めているのが「FIRE(ファイア)」です。

FIREは、経済的自立(FI)を成し遂げ、早期リタイア(RE)を実現する米国発のムーブメントです。もしあなたが、お金のために働いたり、お金の不安に悩まされたりしているのなら、FIREへの一歩を踏み出してみませんか?

今回はFIREにまつわるお悩み相談をQ&A形式で解説していきます。


Q.貯金ゼロからFIREを目指すことはできますか?(20代・独身・会社員)

A.もちろん可能です。ただし、生活防衛費を貯めてから早めに投資を始めましょう!

投資は早いほど有利だが余剰資金で始めるのが鉄則

新卒で入社して数年の間は、給与が少なく家計管理も不慣れで、お金がなかなか貯まらないものです。でも、資産運用において若さは大きな武器。20代でFIREを目指すのは、かなり有利です。というのも、投資では複利のパワーが働き、運用期間が長いほどお金が増えるからです。


「いちからわかる! FIRE入門」より

だからといって、貯蓄ゼロでいきなり投資を始めるのはNG。投資は「余剰資金」で行うのが鉄則です。まずは、生活防衛費を貯めましょう。生活防衛費とは、生活費の不足や冠婚葬祭、医療費など突然の出費や、収入が途絶えたときなどに備えるお金のこと。目安は会社員なら手取り月収の3カ月分、自営業なら6カ月分です。

生活防衛費が貯まったら、いざ投資にチャレンジ! 長期投資の複利効果を活かすためには、投資を始めるタイミングに悩むよりも、早く始めるのがおすすめです。

お金を貯める絶対的ルール「先取り貯蓄」をしよう

給料が振り込まれたら、ネット銀行の自動資産移動サービスなどを利用して貯蓄したい額を別口座に移し、残ったお金でやりくりを。この「先取り貯蓄」なら確実にお金を貯められます。

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