はじめに
「一度入った保険を見直す必要はない」「保険を見直さなくてもずっと同じでいい」「保険を見直すと損する」なんて、思っていませんか?
これは、間違いです(一部あっているところもありますが)。ずっと同じ保険に入っていると保障が足りなかったり、多すぎたりすることがあります。定期的に見直すことで、ムダのない保険に入ることができるのです。
今回は、保険の見直しが必要な理由、保険の見直しのタイミングとその注意点について考えていきます。
扶養家族がいなければ、保険は必要ない?
保険の見直しが必要な理由は、さまざまなライフステージで必要保障額が変化するからです。それぞれの変化にあった保障額に修正するために、定期的な保険の見直しをしなくてはいけません。では、具体的に見ていきましょう。
まず、学校を卒業して就職するまでは、親の扶養になっていることが多いと思います。入院するようなことがあったとしても、親のサポートを受けられれば生活に困るなど大きなリスクはないので保険は必要ありません。
就職をして社会人になっても、扶養家族がいないのであれば、すぐに保険が必要になるわけではありません。入院したときは心配になりますが、医療費の自己負担はそれほど多くはありません。なぜなら病気やケガで入院をしたとしても、「健康保険」や「高額療養費制度」があるからです。このタイミングでは医療保険の優先度は高くないので、とくに入る必要はないでしょう。