はじめに
今、どう動くべきか
現在は、コロナ禍で大量に市場に出回った資金の回収と、インフレ対策による金利の引き上げが、アメリカを中心に世界中で起こっています。景気は循環していくので、好景気から景気後退に入っていくと言われています。この時期に、数年以内に使う可能性のある資金を投資に回していたりすると不安は倍増されてしまいます。
10年以上使わないことが確定している資産はリスクをとって投資に回し、もう少し近い将来に使う可能性のあるお金は、現金や債券などリスクの低い資産でコントロールするとよいでしょう。
ここ2年ほどはコロナ禍の反動で株式市場はバブル的な盛り上がりを見せていました。上がり相場だけを経験している人は、大きく株価が下がるとパニックになって売ってしまうことがあります。大きく下げたあとに、反動で株価が上がることがありますが、この瞬間を逃すと成長機会を逃してしまうことになるので、市場にい続けることが重要です。そのためにも長期目線に立ち、短期間内に使わないお金だけを運用にまわすことが重要です。
長期投資の心得
長期投資は、全世界の人口や生産性が上がることに投資をするグローバル分散投資です。10年、20年と世界人口が増えて、生産性が上がることを信じられると長期投資はうまくいきます。市況に変化があっても下手に売却せず、上がることを信じて買い続けるマインドができると、大きな資産を運用してもドンと構えていられるでしょう。
どこか参考になれば幸いです。
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