はじめに
「貯めるお金」と「増やすお金」をどう作る?
「貯めるお金」と「増やすお金」は同時進行で積み立てます。貯めるお金として10年後までに繰り上げ返済用に100万円を準備するという計画であれば、銀行の自動振替サービスを利用して毎月1万円を積立定期預金にします。また老後資金として40年で2,000万円を作りたいとなれば、月4万円で前述した税制優遇の仕組みを使い投資信託の積み立てをします。
いただいたデータを拝見すると、手取りの収入が31万円なのに対し、支出が19万円と毎月の貯蓄額が5万円となっており差異が生じています。支出の見落としがあるのか、それとももう少し貯蓄に回せるお金があるのか、今一度確認が必要そうです。もしかしたら、今より多く貯蓄や投資に回せるお金が作れるかもしれません。
iDeCoやつみたてNISAを利用して投資をすることは、すなわちよりよい物やサービスを提供する会社を応援することですから、巡り巡って自分たちの暮らしを豊かにすることにつながります。
同時に、自分への投資も考えたいところです。今後のキャリアを考え、資格取得やスキルの習得のためにお金も回しましょう。高い専門性があれば、働き方も選べますし、収入も期待できます。
今はお子さんが小さくて毎日忙しいと思いますが、10年後、20年後の家族の姿をイメージしながら、自分はどんなふうに社会と関わっていきたいのか、どんな仕事をしたいのかも考えるとよいでしょう。
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