はじめに

前回、アイドルになったきっかけや月収について赤裸々にお話いただいた星井りささん

今回は、アイドルの様々な稼ぎ方や、将来について話を伺いました。


星井りさ
通称:りさぷー
都内のライブシーンを中心にアニソンアーティストを目指して奮闘中。「歌う!踊る!しゃべる!飲む!」の何でも屋さん。

※2014年取材当時の情報です。 

アイドルって儲かる?

ーー実際、アイドルは儲かる職業ですか?

儲かると思います。有名なプロダクションも「アイドルは儲かるぞ」って主催で動き出したりしていますので。曲も全部オリジナルのものを作って、CD‐Rに焼いて、買ってくれた人たちに何か特典を差し上げるとか。今は平日でもいろんな所でいろんなライブがやられています。

ーーライブ以外の稼ぎ方はありますか?

ネットですね。ツイキャスだと「歌ってみた」が人気です。コストもかからないし、家で歌うだけでそのまま全国の人に見てもらえますから。柊木りおさんというアイドルは「踊ってみた」で有名な人です。元メイドカフェの店員さんで、踊ってみたと歌ってみたをひたすらやり続けて、今は信者さんがたくさんいます。有名になるとニコニコ超会議にも出られます。

そうやって知名度を上げて、動画をYouTubeにあげると、今度は広告収入が入るじゃないですか。そうやってネットで稼いでいる人もいますね。

ーー自分でライブをやる場合、どんなお金がかかりますか?

大きなのはハコ代(会場レンタル費)ですよね。主催の人は数ヶ月先までハコをおさえているので、相談して日にちを決めて、チケットの売れ行きでプラスになったぶんが収入になります。仲がいいと安くしてもらえますよ。

だからもちろん集客は大事です。でも、集客ばかりを考えてアイドルを集めてしまうと、毎回同じような内容になってしまうんですよ。私はあんまりそういうコトはしたくないので、集客とキャスティングのバランスは難しいですね。やっぱり自分がいいなと思えるメンバーでやりたいじゃないですか。常にお客さんにドキドキしてほしいので。

ファンに信頼してもらえるアイドルになりたい

ーー将来はどんなアイドルを目指していますか?

目標はアニソンアーティストです。ゲームやアニメの曲を歌えるようになりたいです。あとは、生のライブで劇場をお客さんでいっぱいにすること。こないだとあるお笑いのトークライブに行ったら客席がパンパンでした。いつもチケットが完売しちゃうそうですが、そういうのすごく憧れます。

私もすこし変わった企画ライブを定期的にやって、そのことにファンがついたら嬉しいなと思います。構成を考えて、収益もちゃんと成立させて。本格派のかわいい系のアイドルはできる人たちにお任せして、私は面白いことをやりたいです。

「りさぷーが主催のライブなんだ。じゃあ絶対に面白いから行こうぜ」みたいに。そういう意味で「ファンの人に信頼してもらえるアイドル」になりたいですね。どうか応援してください!


テレビ、ライブ、ネット、ご当地と、デビューの入り口がぐんと広がったアイドル業界。でもその分生き残るのは大変なようですね。

輝かしくもてはやされているように見えて、裏ではたくさんの苦労があることがよくわかりました。かわいいだけではとても務まりません。

星井りささん、取材を受けていただきありがとうございました。ぜひ最高に面白いアイドルライブを作ってくださいね。

この記事の感想を教えてください。