はじめに
LINE Pay
コード決済サービスのLINE Payは、街のお店でLINE Pay残高から支払いしても還元がありません。また2022年7月からは、街のお店で使えるLINE Pay特典クーポンの提供も終了してしまったため、街でお得にLINE Payを使う方法は、ほぼなくなってしまいました。
LINE Payで還元を得る手段としては、Visa LINE Payクレジットカードや三井住友カード(Visaブランド)を支払い方法に設定したチャージ&ペイがあります。三井住友カードによるチャージ&ペイでは、カードと同じ還元率でVポイントが付与されます。ただし、Visa LINE Payクレジットカードの通常還元率は1%ですが、チャージ&ペイでは0.5%にダウンしてしまいます。三井住友カードもVisa LINE Payクレジットカードもクレジットカードの還元率を上回らないので、お得の観点からすると街のお店のLINE Pay利用にメリットはありません。
しかし、LINE Payはオンライン利用に強みがあります。街のお店のLINE Payクーポンの配布は終了しましたが、オンラインにおける特典クーポンは引き続き発行されているので、出前館やラクマなどで割引の恩恵が得られます。
また、請求書払いでも有用です。PayPayの請求書払いは2022年4月から還元の対象外となってしまいましたが、LINE Payのチャージ&ペイであれば還元が受けられます。
街のお店でお得に買い物をするには、コード決済のLINE Payではなく、Visa LINE Payプリペイドカードを利用しましょう。こちらもLINE Pay残高を使った支払い方法です。Apple PayやGoogle Payに設定して使えるバーチャルプリペイドカードで、終了時期未定の2%還元キャンペーンを実施しています。iDやVisaのタッチ決済に対応しているので、幅広いお店で2%還元が得られますよ。
メルペイ
本人確認を完了しているアカウントであれば、メルカリの売上金は自動的にメルペイ残高になります。メルペイ残高の基本的な使い道としては、メルカリの商品購入や街のお店でメルペイ決済、もしくは銀行口座に振込することになります。銀行口座に振込する場合はその都度200円の手数料がかかってしまうため、振込をためらう方も多いと思います。
メルペイは、残高をそのまま使う場合と振込する場合の「損益分岐点」の考え方が重要になってきます。
メルカリ商品の購入や街のお店で買い物する時、メルペイ残高から支払うと還元は発生しません。一方、メルカリでも街のお店でも、クレジットカードによる支払いではカード分の還元が得られます。
例えば、クレジットカードが1%の還元率であれば、2万円で200円分の還元が得られ、振込手数料と同額になります。メルペイの代替となる決済手段が1%還元のクレジットカードであれば、およそ2万円の売上金が損益分岐点ということになります。
また、街のお店でVisa LINE Payプリペイドカードを利用すると、前述したように2%の還元を得られるので、1万円分の買い物で振込手数料と同額の200円分のポイントが獲得できます。この場合およそ1万円が損益分岐点となります。
ある程度まとまった売上金であれば、手数料を払ってでも銀行口座に出金し、別の決済手段に回した方がお得になるのです。
日頃何気なく行っていることでも、ちょっとした心がけでお得度がアップします。
- PayPayクーポンは他社クレジットカードでも適用される
- LINE Payはオンラインに活路、街のお店ではVisa LINE Payプリペイドカードで2%還元
- メルペイの損益分岐点
今回紹介したこれらのテクニック、是非とも意識してみてください。