はじめに

2023年6月1日から、大手電力会社7社の電気代が値上げになります。これから暑い夏に向けて電気代が気になる季節、どうなることかと心配している方も多いのではないでしょうか。そんななか、注目されているのが時間帯によって電気料金が安くなるプランです。電気を使う家事や仕事は、料金の高い昼ではなく、夜にまわせば節約になりそうです。では実際、どのくらい安くなるのでしょうか。


電気料金のしくみ

まずは、電気料金のしくみの基本をおさえておきましょう。電気料金は、以下の3つの料金の合計です。

1.基本料金、または最低料金
電気の使用量にかかわらず、支払わなければならない料金です。契約するアンペア数によって変わり、小さいほど安くなります。

2.電力量料金=(電力量料金×使用量)+燃料費調整額
使用量に応じた金額が設定されていて、使用量が増えるほど料金単価が高くなります。

3.その他
再生可能エネルギー発電促進賦課金、口座振替割引などがあります。

2023年6月1日使用分から値上げされるのは、2の電力量料金です。一般的な契約と言われる従量電灯Bの30A(アンペア)、400kWh(キロワット時)を使用する家庭をモデルに試算したデータによると、値上げ幅は14~42%にもなります。

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