はじめに
がん経験者が入れるがん保険とは
たとえば、ステージⅠで発見された場合は、一般的に再発率は低いとされています。ステージが上がって行くと再発率は高くなりますが、部位によっても大きく変わってきます。
ステージ0やステージⅠで早期発見できると、治療は比較的に難しくない場合が多く、身体への負担も少なくて済み、治療費もそれほどかからないことも多いのですが、問題は再発・転移したときです。治療が長期化することもあり、その分、治療費もかかることになりますし、働くことに制限が出るなど収入減にもつながります。
そのため、がん経験者でも加入できるがん保険があれば、とても心強いでしょう。そこで、がん経験者が入れるがん保険について具体的に説明しましょう。
・アフラック『「生きる」を創るがん保険』
加入条件は、治療を受けた最後の日から5年以上経過(所定の条件を満たす場合は3年以上経過)している場合です。保障内容は、入院・通院、治療給付金、さらに特約で先進医療・患者申出療養特約、外見ケア、特定払込免除特約などが用意されています。また付帯サービスには、がんの悩みをサポートする「よりそうがんサポート」があります。保険期間は終身です。
・太陽生命「告知緩和型がん保険」
告知項目は5項目で、がんに関しての項目は、「5年以内にがんまたは上皮内がんで入院・手術をしていないこと」です。保障内容は、がん診断給付金です。さらに保障を追加することで、治療給付金を受け取ることもできます。保険期間は10年または終身です。
・MICHIN少額短期保険「がんを経験した女性を支えるがん保険」
加入条件は、がんの手術から6ヵ月経過していることです。つまり通院中でも入れるがん保険です。20歳~69歳までの女性で、乳がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんのいずれか(ステージ0~Ⅱ)で、各がんの再発・転移がなく、他のがんに罹患していない方が要件です。保障内容は、がん診断給付金80万円と死亡保険金です。保険期間は1年間(自動更新)です。
・セコム損保「メディコムワン」
加入条件は、20歳~65歳の女性。乳がんの経験者で現在「がん所見なし」の方。契約の条件は、ステージ0は手術から6ヵ月、ステージⅠは1年というように、乳がんのステージによって、手術からの経過期間が変わってきます。保障内容は、かかった医療費の全額補償(自由診療も全額補償)、入院・通院も補償されます。保険期間は5年(自動更新)です。