はじめに

一時停止違反、法定速度超過、シートベルト未着用など、うっかり犯してしまった交通違反。反則金キップの支払いは痛い出費ですが、出費はそれだけにとどまりません。自動車保険料の増加、免許更新にかかる費用など、違反にまつわる費用を計算してみました。


点数制度

道路交通法では、自動車等の運転者の交通違反や交通事故に、点数をつけ過去3年間の累積点数に応じ、免許停止や取消処分を行う点数制度を設けています。

警視庁「点数制度」よると、点数制度は
・一般違反行為(悪質・危険な特定違反行為以外の違反行為)の基礎点数
・特定違反行為(酒酔い・ひき逃げ等、悪質・危険な違反行為)の基礎点数
・交通事故を起こしたときの付加点数
・あて逃げ事故の付加点数
から成り立っています。

過去3年以内に累積点数が6点から14点までは免許停止処分、15点以上は取消処分になります。3年以内に行政処分歴があると、その回数により点数はさらに厳しくなる仕組みです。

酒酔い運転35点、酒気帯び運転25点、無免許運転25点などは、当然ながら1回で免許取消。30キロ以上50キロ以下の速度超過や車検切れの車での運行で6点となり免許停止です。一時不停止2点、携帯電話使用で3~6点、高速道路での後部座席シートベルト装着義務違反2点など、繰り返して6点を超えると免許停止となります。

反則行為は文字通り規則に反する行為で、危険を防止するために決められた規則です。法令遵守に努めましょう。

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