はじめに
オシレーターとトレンド分析
そして最後に、どんなに良い銘柄でも買う、手仕舞うタイミングが悪いと、自分の利益にとってはよくない銘柄となってしまいます。そのため、気になる銘柄はチャートもチェックすることを強くおすすめします。株価チャートで過去の価格の推移や取引量などのデータを用いて相場の先行きを予測する手法を「テクニカル分析」といいますが、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析を両方活用する方が勝率は上がると思います。
テクニカル分析の中では「オシレーター」と「トレンド分析」が代表的な分析方です。オシレーターは、相場が過熱状態や過買い・過売り状態にあるかどうかを示す指標です。主なオシレーターには、RSI(Relative Strength Index)、Stochastic Oscillator、MACD(Moving Average Convergence Divergence)などがあります。オシレーターを利用して、相場が転換するタイミングを探ることができます。
トレンド分析は、相場の方向性や強弱を判断するための手法です。主なトレンド分析のツールには、移動平均線(Moving Average)、トレンドライン、チャネルなどがあります。トレンド分析では、移動平均線などの指標を使って、相場のトレンドを確認します。例えば、短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜いた場合には上昇トレンド、下抜いた場合には下降トレンドと判断することができます。
投資初心者の方がテクニカル分析を行う際には、これらの指標を使った基本的なパターンやルールを学ぶことが重要です。しかし、テクニカル分析はあくまで過去のデータを元にした予測であり、必ずしも将来の市場動向を正確に予測するものではありません。したがって、ファンダメンタルズ分析と併用すること、加えてリスク管理を徹底することが大切です。
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