はじめに

生活費を「Vポイント経済圏」にするといくらお得になる?

ご参考までに生活費を「Vポイント経済圏」にするといくらお得になるのか試算してみました。

総務省「家計調査報告」(2023年平均)によると、二人以上の世帯の消費支出は1世帯当たり1カ月平均29万3998円です。

計算をわかりやすくするために「食料」はすべてスマホのタッチ決済7%対象店舗で購入したものと仮定しました。また、「電気」はVポイントでんきを利用した場合、「ガス・水道・その他光熱」「家事・家事用品」「被覆及び履物」「交通・通信」「教養娯楽」「その他の消費支出」はすべて三井住友カードまたはOliveフレキシブルペイを利用して決済したものとして計算しています(特定の日・店舗で得られる割引を考慮していません)。

<Vポイント経済圏でお得になる金額は?>(株)Money&You作成

Vポイントの還元額の合計は6874円となりました。一目瞭然で、スマホのタッチ決済による7%還元の効果が大きいことがわかります。

もちろん、実際には食料をすべて対象のコンビニ・飲食店で購入することはないでしょう。しかし、ここでは家族登録による最大5%のポイント還元や、Vポイントアッププログラムの最大8%のポイント還元は考慮せずに計算しています。これらの還元率アップがあれば、対象のコンビニ・飲食店での還元額も多くなります。

とはいえ、「食料」以外の費目では還元率があまり高くありません。他の経済圏の場合、ガス代や通信費でポイント還元が高いケースがありますし、他の費目でも二重取り・三重取りによって還元率を高くできるケースがほとんどです。

今のところ「Vポイントでんき」の還元率が3%で、他の経済圏と同等レベルです。それ以外の費目では他の経済圏と比べやや劣っている印象です。

以前書いたこちらの記事もご参考ください。
楽天、PayPay、ドコモ…ポイント経済圏はどう選ぶべき? 自分に合うところを見つける方法

Vポイントがお得に使える人は?

以上を踏まえると、Vポイントがお得に使える人は次のような人です。

・コンビニや飲食店をよく利用する人
・家族が多い人
・学生
・これまでTポイントを利用してきた人

Vポイントの強みは最大20%のポイント還元にあります。普段使いのコンビニや飲食店などで高い還元率を得られれば、それだけVポイントが貯まりやすいですし、Vポイントを活用しやすくもなります。

また、これまでTポイントを利用して貯めてきた人も、Vポイントを利用するために三井住友カードやOliveフレキシブルペイを利用することで、今後はVポイントをお得に貯めることができます。これを機に、戦略的に三井住友カード・Oliveフレキシブルペイを利用してみてはいかがでしょうか。

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