はじめに

【3】ナスダック(ナスダック総合指数)

ナスダック市場に上場している全ての銘柄を対象とした指数で、3,000以上の銘柄から「時価総額加重平均」で算出した指数です。

テクノロジー関連企業が多く含まれており、ハイテクやAI、ネット関連業界の動向を把握する上での重要な指標といえます。昨今では“マグニフィセント・セブン”などハイテク株で成長している大型銘柄が増えてきたことから、インフレ対策としても注目されています。

アップル、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブック(メタ)など、テクノロジー企業が中心でハイテク業界の動向を反映しますが、ペプシコやスターバックスなどの消費関連の銘柄や、モデルナやアムジェンなどの医療関連銘柄も組み入れられており、総じて成長力の高い銘柄が多く組み込まれている指数といえます。成長株が多く含まれているため、価格変動が大きい傾向があります。

【4】ラッセル2000

アメリカの小型株2,000社で構成される指数です。小型株市場の動向を反映します。中小企業が多く含まれ、幅広い業種がカバーされています。大型株とは異なる動向を示すことがあります。成長ポテンシャルを求める投資家の方、大きな成長を期待する人には注目の指数だと言えます。また、大型株との組み合わせで、ポートフォリオの多様化を図ることも考えられます。

【5】SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)

半導体関連企業30社で構成される指数で、半導体業界の動向を反映します。技術革新や需給の変動により、価格変動が激しい傾向があります。特に半導体業界の動向を知る上で重要で、生成AI関連で昨今ホットな銘柄も多い指数となっており、インテル、エヌビディア、AMD、テキサス・インスツルメンツなど、主要な半導体企業が含まれます。


アメリカ市場は世界経済に大きな影響を与えます。毎日アメリカの株価指数をチェックすることで、グローバルな視点を持ち、市場全体の動向を把握する習慣が身につきます。これにより、他国の市場動向や経済ニュースに対しても敏感になり、より賢明な投資判断を下せるようになります。また、ニュースをより深く理解する助けとなります。

これらの理由から、投資初心者が毎日アメリカの株価指数をチェックすることは、投資の基礎を築く上で非常に有益です。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

この記事の感想を教えてください。