はじめに

物価の上昇によって、食費や光熱費など日々節約を意識する方も多いでしょう。「他になにかできることはないかな…」と考えている方は、フリマアプリを活用するのも一つの手です。

フリマアプリ大手メルカリの調査によれば、日本の家庭に眠る“かくれ資産”の総額は推計約66兆6,772億円、国民一人あたりでは平均約53.2万円あるとされており、家計の見直しという観点から見ても見逃せない金額となっています。

そこで今回は、「メルカリ」利用者であるマネーフォワード社員の新田順一さんとメルカリマーケティングチームの上村一斗さんが、「メルカリ」の上手な活用方法について対談。お二人の対話からクローゼットの奥に眠る“お宝”を賢くリユースする方法を探ります。後半は、衣類を売りやすくするコツとして、キレイを長持ちする洗濯方法についてもご紹介します。

【プロフィール】
写真左)新田順一さん
株式会社マネーフォワード マネーフォワードホームカンパニーHOME本部 マーケティング部
家計簿アプリ「マネーフォワード ME」のマーケティングや「固定費の見直しシリーズ」のプロダクトグロースなどを担当

写真右)上村一斗さん
株式会社メルカリ カスタマー・マーケティング部
循環型社会を実現するための文化醸成の一環で、コミュニティ運営やメルカリ教室事業、地域循環モデル創りなどを担当。

使わないモノをメルカリで売るコツは?

——普段、メルカリをどのように使われていますか?

新田順一さん(以下、新田):私の家では、使わなくなった衣類や小物類をよく出品しています。一番多いのはサイズアウトした子ども服ですね。うちは男の子なんですが、カッコいい、可愛いと思って買う服に限って着てくれなくて(笑)。あとは小さい時に使っていた知育玩具などもけっこう売っていました。一番多く出品するのは、そういう子ども関係の物かもしれません。

「メルカリ」の売上は、新しい洋服や日用品を買うのに使っています。最近は、食料品や光熱費などを筆頭に物価高の影響が大きいので、節約だけでなく、フリマアプリの活用を含めて家計の見直しをしています。

上村一斗さん(以下、上村):うちは子どもが女の子なんですが、子どもが成長して服がサイズアウトしたのをきっかけに妻がメルカリに目覚めました(笑)。一つひとつの服に思い入れがあるらしく、写真の撮り方に愛があってすごく可愛く見えるんですよね。

——「メルカリ」では、洋服などファッションアイテム取引数の割合はどのくらいですか?

上村:全体の25%はファッションカテゴリーが占めていますね。「メルカリといえばファッション」というイメージの方も多いと思います。

新田:うちは定期的に断捨離をするのですが、使わない服がたくさん出てくるんですよ。それをまとめて「メルカリ」に出品しています。ファストファッションブランドの洋服も出していますが、人気はあるのでしょうか?

上村:ファストファッションブランドも売れ筋の一つですね。10周年の売れ筋ランキングでは、1位がファストファッションブランド、2位3位がスポーツブランドでした。ファストファッションブランドやスポーツブランドは使用頻度も高く、人気があるんです。

新田:ファストファッションブランドでは、他のブランドとコラボした洋服など人気ですよね。ダウンなども手頃だから、新作が出ると買い替えたくなります。

上村:Tシャツなどの定番アイテムの場合、セールでまとめ買いして余らせることがありませんか。そんな時は、翌年に出品してみるのも良いかもしれません。前年の型で色違いが欲しいという人がけっこう多いんです。

あとはスポーツブランドでいうと、子どものスニーカーも出るのを狙っている人が多いですね。いずれ汚れるから中古でもいい、名前が書いてあっても塗りつぶせばいい、そう割り切って購入される方が多いようです。

——クローゼットの奥に眠っていそうな物で、意外と売れる“お宝”はありませんか?

上村:子どもの晴れ着や季節物の服など、1度か2度しか着てない服ってありませんか。たとえば、退院して自宅まで行く間に着る赤ちゃんのセレモニードレスや、入園式、入学式で着る晴れ着などです。けっこう、しまい込んでいる方が多いと思いますが、毎年需要があるのでよく売れるんです。あとは浴衣などの季節物の服も人気がありますね。

新田:季節物の洋服でいうと、七五三のときに親族との食事会で着る用に、子どもにちょっといいシャツを買ったんですけど、ほとんど着てくれなくて(笑)。私も妻も気に入っていたんですけど、やっぱり普段から着慣れない服だと、どうしてもそうなっちゃいますね。

あとは、2年前に子どもの甚平を出品しました。兄弟でおそろいの甚平を着せたくて買ったんですけど、一夏のお祭りで着ただけで、それ以降は着る機会がなくて。翌年になるともう、小さくなっちゃって着られないんですよね。

上村:季節物といえば、10月、11月になると一気に盛り上がるカテゴリーがあって、それがハロウィンなんですよ。これも1シーズンで着られなくなる場合が多いので、「メルカリ」で探す人が多いようです。

新田:ハロウィンはたしかに一般的になってきましたよね。年に一回しかないですし、仮装用品の需要はありそうですね。

上村:それから、片方だけ残っていて使えない物ってありませんか。ピアスやイヤリング、手袋や靴下、お子さんの靴だとか。実は最近、ワイヤレスイヤホンを片方だけ下水溝に落としちゃったんですよ。そこにあることはわかっているのですが、拾うことができなくて(笑)。そういう人の需要があるので、「メルカリ」には片方だけの物もけっこう出品されています。廃棄予備軍になっていた物が意外と売れたりしています。

新田:なるほど。たしかにベビーカーに子どもの靴をぶら下げていて、片方だけ無くしたことがあります。諦めて捨てていましたけど、「メルカリ」に出品すればよかったですね。

——出品する時に気を付けていることはありますか?

新田:衣類は洗濯をして、シャツなどはアイロンをかけてきれいな状態にしてから写真を撮っています。うちは日常着を出品することが多いので家で洗濯していますが、コートやアウター類、おしゃれ着などはクリーニングした方がいいのか悩みますね。

上村:買う側の立場になればわかるのですが、できるだけ状態の良いものを欲しいと考える方が多く、身につける衣服に対しては特にその傾向があると思います。コートやジャケットなどはクリーニングに出した方がよいと思いますが、日常着であれば、家で洗濯してきれいな状態であれば十分です。

新田:たしかに、商品説明に“クリーニング済み”とあると安心します。でも普通に洗濯するだけでもいいんですね。

上村:そうですね。クリーニングでなくても、商品説明に「エマール済み」と書かれている方はけっこういらっしゃいます。検索すると、セーターから靴下、ぬいぐるみまで幅広いアイテムで「エマール済み」と書かれた商品がヒットします。

できるかぎり状態のきれいなものが欲しいというお客さまニーズの現れですし、同じ洗濯でもエマールなら安心、というイメージがあるのだと思います。これは、お客様同士のカルチャーとして自然に広まったものですね。

新田:そうなんですか。うちもエマールを使っているので、これからは堂々と、商品説明に「エマール済み」とアピールしたいと思います。

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洗濯方法を見直してお気に入り服の印象をあげる

「メルカリ」で衣類を売りやすくするコツは、身につけるものである分、状態の良さが重要であることが分かりました。それはつまり、日ごろの洗濯がポイントといえます。

上村さん、新田さんのお話に上がった洗濯洗剤「エマール」は、「メルカリ」の利用者の評価基準では、安心感のある洗濯方法として認められていることもわかりました。なぜそこまでの評価が得られているのでしょうか。その秘密やエマールで洗濯するときのコツを、花王の辻本光貴さんにお話を伺いました。

【プロフィール】
辻本光貴さん

花王株式会社 ハイジーン&リビングケア事業部門 ファブリックケア事業部
おしゃれ着用洗剤エマールのマーケティング担当。よきものづくりに励みながら、社外との連携にも注力。

——エマールには「おしゃれ着」用洗剤のイメージがありますが、どのような特長があるのですか?

辻本光貴さん(以下、辻本):おしゃれ着というより、お気に入りの服を優しく洗い上げ、大事に長く着るための中性洗剤とお考えください。型崩れや色あせ、毛玉、シワを防ぐ効果が高く、衣服のきれいなシルエットをキープできるのが大きな特長といえます。

そもそも衣服のヨレやシワなどは、洗濯時の繊維のダメージが原因の一つとして起こるのですが、エマールには繊維のダメージを防ぐ技術特長が2つあります。1つ目は「かたちコントロール技術」といって、繊維の外側に作用するもので、表面をなめらかにして、洗濯時の摩擦を軽減する効果があります。2つ目は「ダメージリペア技術」と呼ばれるもので、繊維の内側をぴんと膨らませてハリを取り戻す技術になります。この2つの技術でお洋服のシルエットが復活し、きれいを長持ちすることができるようになっています。

——洗濯すると傷むイメージがあるので、お気に入りの場合は洗濯回数を減らしがちですが、ダメージをリペアしてくれるなら毎回洗った方が良さそうですね。

辻本:そうなんです。特にニットの場合はダメージを気にして洗い控えをする方も多いようですが、着る度にエマールで洗った方が繊維のハリが戻るので、型崩れしにくく、きれいに着られる期間が2倍(※)になることがわかっています。(※おしゃれ着として着られる期間)

——エマールで洗濯する時のコツはありますか?

辻本:皆さん、普段は洗濯機の通常コースを利用されていると思いますが、その場合、脱水時には思いのほか大きな負荷がかかっており、どうしてもシワができやすくなります。

そのためエマールを使って洗う場合は、おしゃれ着コース、おうちクリーニング、ドライ、手洗いなど、水流の弱いコースで洗ってください。水流の弱いコースだと汚れ落ちが不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、エマールは汗や皮脂も弱い水流のコースですっきり洗浄できるため安心してご活用ください。また、飾りのついた服、薄い生地のもの、毛羽立ちやすい素材の服など、型崩れや傷みが気になる服は、一枚ずつ洗濯ネットに入れて洗うとよいでしょう。

——おしゃれ着は手洗いするイメージでしたが、弱水流のコースであれば洗濯機で洗ってもいいのですね。とはいえ、弱水流でも汚れは十分に落ちるのでしょうか。

辻本:シルクやモヘアなど繊細な素材の場合は手洗いをおすすめしますが、多くの場合はおしゃれ着コースなど弱水流のコースで洗っていただくので十分だと思います。エマールの公式サイトで素材・装飾別の洗い方を紹介していますので、詳しくはそちらをご参照ください。

参考:エマール「素材・装飾別の洗い方

——自宅で洗濯する場合、アウター類や小物など洗濯できるか不安なアイテムもあります。実際、エマールではどのような物が洗えるのでしょうか。

辻本:基本的に、取扱い表示で家庭での洗濯が可能なものであれば何でも洗えます。

帽子やマフラー、ぬいぐるみ、浴衣なども洗えますし、先ほどのお話でクリーニング費用を躊躇われていたコートやアウター類なども、エマールを使って自宅で洗うことができます。また、制服やスーツ、お出かけ用のパンツやスカートなどのボトムスはクリーニングに出される方も多いと思いますが、素材によってはこうしたアイテムも洗うことができます。

ダウンジャケットは手洗いをおすすめしますが、大きな洗い桶がない場合は洗濯機の洗濯槽に水をためてたたんだダウンジャケットを入れ、手で約20回「沈める」「浮かす」を繰り返し、押し洗いをするといいですよ。押し洗いの後はそのままおしゃれ着コースで2回ほどすすいで、最後に洗たく機で30秒ほど脱水するとよいでしょう。

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ていねいな洗濯とフリマアプリでサステナブルな社会へ

洗濯すると衣類が傷むという思い込みから、お気に入りの服はつい洗い控えをしがちですが、エマールでていねいに洗うことが、衣類の長持ちに繋がることがわかりました。頻繁に洗濯する機会がある日常着や子ども服もエマールを使えば型崩れを防ぐことができるので、メルカリ出品時にも売れやすさに繋がりそうです。

大量生産、大量消費による廃棄物の増加が問題視されるなか、使わなくなった衣類を捨てずにフリマアプリで売り買いすることは、廃棄物の削減に大きく貢献することにもなります。メルカリと東京大学の調査によれば、「メルカリ」へ出品して廃棄を回避された衣類の重量は約4.3万トンにのぼり、この数字は日本で1年間に捨てられる衣類の重量の約9%にあたります。

日ごろから衣類をケアして長く着続け、不要になったらフリマアプリで次の人へバトンを繋ぐリユース消費は、家計の助けになるだけではなく、環境負荷の少ない循環型社会の実現にも繋がるといえるでしょう。

写真:Daisuke Ishizaka

※本記事は花王株式会社のスポンサードコンテンツです。

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