はじめに

プライム市場の主な企業

プライム市場で現在、投資単位50万円以上で推移している企業で目立った分割は以下の通りです。

・1:10=日本紙パルプ商事(8032)
・1 : 8=SBIレオスひふみ(165A)
・1:5= オービック(4684)、ソニーグループ(6758)、TDK(6762)、日東電工(6988)、石油資源開発(1662)、大阪ソーダ(4046)
・1:4=岩谷産業(8088)
・1:3=三井住友フィナンシャルグループ(8316)、塩野義製薬(4507)、アサヒグループHD(2502)

また投資単位は50万円未満ですがソフトバンク(9434)が1:10の分割を行うことを発表しています。同社は分割後2万円前後で購入できます。今年6月30日(基準日)には日立製作所(6501)が1:5、三井物産(8031)は1:2の株式分割を行いました。

日本市場において国際的な競争力及び魅力的な企業を増やしていくことに対する早急な必要性から、東証によるこの様な試みが行われていると思われます。

株式分割は企業価値を高めるものではありません。しかし、上場各社も要請に応えるべく、市場に参加する投資家が拡大するよう徐々に環境を整えており、「買いたくても高額で買えない」銘柄が1つでも減ることは個人投資家を中心にチャンスが増えることになり、市場参加者の偏りが無くなることは単純に喜ばしいことだと思います。

投資管理もマネーフォワード MEで完結!複数の証券口座から配当・ポートフォリオを瞬時に見える化[by MoneyForward] ※本記事は投資助言や個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。

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