はじめに

第三者への賠償事故には個人賠償責任特約

子育て世帯では、子供が外出先で物を壊してしまったり、他人にケガをさせてしまったりするようなトラブルに備える必要があるでしょう。

このような事態に備えるのが個人賠償責任特約です。この特約は、契約者本人やその家族が日常生活の中で他人に与えた損害を補償してくれます。

また近年、自転車事故による賠償問題が注目されており、自転車利用時の個人賠償責任保険の加入が義務化された地域も増えています。そのため、この特約をご存じの方も多いのではないでしょうか。

支払い事例

・他人の家で、子供が高額な花瓶を落として割ってしまった。
・公園で遊んでいる時、他の子供にぶつかってケガをさせてしまった。
・家族が自転車で走行中に、歩行者にケガをさせてしまった。

保険金の支払額は、加入時に設定した「保険金額」が上限となります。保険金額は、1事故あたり1億円や無制限などから選択可能です。保険料は保険会社によって異なりますが、一般的には月々数百円程度で加入できます。

個人賠償責任特約の注意点

個人賠償責任特約は、火災保険だけでなく、自動車保険や傷害保険にも付帯することができます。いずれか1つの保険に付帯していれば家族全員が補償されるため、特約の重複加入に注意しましょう。

また、個人賠償責任特約は自転車事故における自身や家族のケガは補償されません。このリスクに備えるには、傷害保険の加入や、自動車保険に車外補償も含まれる人身傷害保険を付帯することを検討しましょう。

火災保険の特約で日常生活をより安心に

火災保険の特約を上手に活用することで、子育て世帯が直面しやすいさまざまなリスクに対応できます。火災保険は1年から5年の満期更新が一般的ですが、家庭の状況に応じて特約を追加したり見直したりすることが大切です。

火災保険見直しのタイミング

・子供が産まれた時
・子供が幼稚園や学校に入学した時
・家族構成やライフスタイルが変わった時

ライフステージに合わせてリスクの範囲も変わるため、定期的に火災保険を見直して、家族がより安心して過ごせる環境を整えていきましょう。

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