コカ・コーラ、山形銀行、日本テレビ…2025年2月に株主優待を新設した企業とは

株主優待復活のくら寿司

全国にチェーン展開している回転寿司で有名なくら寿司（2695）が、株主優待の復活を発表しました。くら寿司は2024年12月上旬に株主優待の廃止を発表していました。再導入の理由として、多くの株主から株主優待制度の再開等の意見や要望があり、株主の支援への感謝と株式への投資魅力を高めるため再導入を決定するに至ったようです。株価は2月19日終値2590円から発表翌日の20日は3090円となり終日ストップ高となりました。

くら寿司（2695）

以前は1000円の利用ごとに500円分の利用が可能な割引券でしたが、今回から食事券の発行となりました。また廃止前は「電子チケット」と「紙」の選択制でしたが、2025年7月の発行分は「紙」の優待券で統一となります。

一方、セグエグループ（3968）は従来、毎年3月末と9月末時点の株主を対象に1000株以上を保有する株主にQUOカード15,000円分を年2回（合計3万円分）贈呈としていた内容を変更し、基準日を「12月末」の年1回、1000株以上保有の株主にQUOカード10,000円分を贈呈、半年以上継続保有する株主にはQUOカード10,000円分を追加で贈呈する内容に変更することを発表しました。

変更の理由として株主名簿管理の効率化・費用低減の観点からこのような決定となったとしています。株価は発表前2月13日の終値669円から翌日は終日569円のストップ安まで売られ、発表から2営業日後の17日終値486円となり大きな下落となりました。

セグエグループ（3968）

株主優待制度の一部変更の発表と合わせて、「2024年12月31日時点において、プライム市場の上場 維持基準のすべてに適合していることを確認しました」と発表しています。