はじめに

1月は「1年をよりよい年にしたい」という前向きな気持ちを活かして、新しい習慣を身につける絶好のタイミングです。年始は比較的スケジュールに余裕がある人も多く、そういった理由からも新習慣を始めるのに適した時期といえます。

「家計をよりよくしていきたい」と思っている方は、この機会を逃さずに取り組んでみませんか? 家計を改善するために欠かせない家計管理の習慣化に効果的な家計管理アプリの活用法についてご紹介します。


手間と時間を軽減する便利ツール

家計管理をした方がいいとは思っていても、記録の手間や細かい管理などの負担が、取り組む上でのハードルになりがちです。

細かい作業が苦手な方や忙しくて家計管理のための時間がなかなか取れない人におすすめなのが、家計管理アプリを使って自動化をする方法です。

家計管理アプリは記録と集計が自動化される便利さがメリットです。管理の負担を減らすことができるので、家計管理の習慣化にも効果的といえます。

筆者自身も、以前は家計簿をつける手間のわりに、結局家計を把握しきれず、なかなか家計管理が習慣化しませんでした。しかし、家計管理アプリに出会ったことで上記の悩みが解決し、無理なく家計管理を続けていけるようになりました。今でも家計管理に欠かせないツールとして、長年愛用しています。

それでは、家計管理アプリのメリットを活用するには、何から始めたらいいのか、今回は家計管理アプリ「マネーフォワード ME」を例に解説していきます。

家計管理の自動化ツール

家計管理アプリを便利に使うためには、利用している金融機関や決済サービスと家計管理アプリの連携が必須です。この連携設定が家計管理アプリを使うために始めにかかる手間ではありますが、設定さえしてしまえば後が楽になるので、ここはがんばりどころです。

まずはメインで使っている銀行口座とクレジットカードの連携から始めましょう。銀行口座を連携すると、給与の受け取りや水道光熱費・習い事などの引き落とし情報が、自動で記録されます。クレジットカードを複数枚持っている場合、基本的には利用しているものはすべて連携することをおすすめします。

電子マネーや交通系ICも連携可能です。利用している方は連携することでさらに自動化が進みます。ただし、QRコード決済については現時点では連携対象外のものがあります。現金支払いとQRコード決済を利用した場合は、レシート撮影、または手入力により記録します。

コツは、買い物の支払い時に、なるべく家計管理アプリと連携している決済サービスを利用することです。支払額、ポイント還元など、どの決済サービスを利用するかの判断材料はいくつかありますが、家計簿を入力する手間を省きたい、という目的を第一に置く方は、連携している決済サービスを優先して利用しましょう。

本気で家計改善はじめませんか? 家計管理アプリ「マネーフォワード ME」[by Money Forward HOME]

家計のバランスを取るためのツール

連携が完了すると、毎日のお金の出入りが自動で分類され、記録されます。マネーフォワード MEでは「家計簿」タブで今月何にいくら使ったか、今月あとどれだけ使えるのかが見える化されます。気になる項目については、項目ごとに明細を確認することができるので、チェックも簡単です。

自分の支出の傾向やペースを掴むことができ、月の途中経過がわかるので、すぐに家計をコントロールする意識や行動に移すことができます。

ただし、アプリの記録が自動化されているからといって放置してしまうと、無駄遣いに気づきにくい場合があります。定期的にデータを確認し、現状を把握する習慣を持つことが大切です。

マネーフォワード MEでは「ホーム」タブで毎月の予算を設定すると、予算に対してどれだけ使っているのか、あとどれくらい使えるのかも確認することができます。

毎月予算を決めていたとしても、支出に波はつきものです。誕生日やクリスマスなどのイベントや、長期休暇など、支出が多くなる月はあります。変動はもちろんあってもいいのですが、年間の予算の中ではバランスを取っていく必要があります。

そのためには、年間の収支を把握する必要がありますが、マネーフォワード MEでは「家計簿」タブにおいて月ごとだけでなく、年間の集計もワンタップで切り替えて簡単に確認することができます。

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