新着記事
6月に確認すべきは住民税。そもそも所得税や住民税はどう決まる?
住むところで住民税が変わるは本当か
6月に確認すべきは住民税です。6月の給与から天引きされる住民税が変わります。そして、7月から来年の5月までは住民税の額はずっと変わりません。今回は会社員の住民税がどのように決まっているのかを、所得税と比べながらお伝えします。
「ラーメン砂漠」東京駅が「ラーメン天国」に変貌した舞台裏
東京ラーメンストリートが10周年
「六厘舎」や「斑鳩」などの有名店が軒を連ねる、JR東京駅八重洲口地下の「東京ラーメンストリート」が2019年6月に開業10周年を迎えました。昼時は出張中のビジネスパーソンや旅行客などで行列が絶えず、売り上げも右肩上がりで推移しています。かつては東京駅周辺にラーメン店が少なく「ラーメン砂漠」だったというエリアに登場した集積地帯。もちろん好立地ということもありますが、一部のラーメンファンだけでなく幅広い層を取り込むことに成功した背景を探ります。
焦点はG20後、長期化する貿易戦争下で注目すべき投資先は?
内需の強い投資対象を探る
G20サミットと米中首脳会談が今週末に迫ってきました。5月5日にドナルド・トランプ米大統領が突然、対中追加関税引き上げ発言を発して以来、対中関税第4弾の可能性や中国通信大手ファーウェイとの取引禁止、それに対する中国からのレアアースの対米輸出禁止の検討と、激しい攻防が続いてきました。しかし6月18日には、トランプ大統領がG20に併せて米中首脳会談を持つとの意向を示し、再び米中協議の軟着陸への期待が高まっています。とはいえ、米中通商協議の本質が「米中の覇権争い」であり、トランプ大統領が来年の米大統領選挙にかけて、外交政策での切り札として利用し続けると予想されるため、米中貿易摩擦は強弱を変えながらも、長期化する可能性はあるでしょう。こうした局面での投資対象としては、対外輸出依存度や米中向け輸出依存度が低い国、つまり内需の成長力が大きい市場が選好されるとみられます。米中貿易摩擦の影響を受けてもなお、成長が期待できそうなアジア、オセアニア諸国を分析してみたいと思います。
年収ランキングの常連「キーエンス」とはどんな会社なのか
直近の平均年収は2110万円
毎月25日は、多くの企業や組織が給与の支払日に設定している日です。他人の懐事情は誰しも気になるもの。6月3日配信の本欄でも、有価証券報告書記載の従業員の年間平均給与を、東京商工リサーチが集計・発表した、2018年の上場企業の平均年収最新ランキングにどんな会社が登場しているかを取り上げました。ランキングトップはM&AコンサルのGCAで、平均給与は2,063万円でした。しかし実は、このランキングには登場していないけれど、GCAよりも平均給与が高い会社があります。キーエンスという会社です。東京商工リサーチのランキングから漏れてしまったのは、上場会社のうち2011年決算から連続して比較可能な企業を集計対象とし、なおかつ変則決算の会社を除外したから。キーエンスは頻繁に決算期を変更しているのですが、この点は後で触れるとして、同社の2018年3月期の年間平均給与はGCAを上回る2,110万円でした。他の平均年収ランキングでは上位の常連となっている、このキーエンスという会社。いったいどんな会社で、どうしてこんなに高額の給与を従業員に支払うことができるのでしょうか。
脱税であらぬ嫌疑をかけられないために「準備すべき証拠」
第3回:年々増加する悪質性の高い無申告者
国税庁より、平成30年度の「査察の概要」が先日公表されました。査察概要には、1年間の告発件数、社会的波及効果の高い事案の紹介や脱税総額などが記されています。シリーズの最後の今回は、税務調査が行われやすい時期、最新の脱税事案の紹介と脱税を疑われないためにはどうすればいいのかといった疑問にお答えしていきたいと思います。
日常生活で使える20万円以下の7月株主優待銘柄5選
投資初心者の方でも手が届く3万円台の銘柄も!
7月優待は全部で32銘柄と少なめです。その中から今回は業種を小売業に絞って5つピックアップし、昨年7月の買越人数の多かった順で紹介しています。昨年の人気ランキングを参考に、優待銘柄選びの参考にしてみてください。写真はバルニバービグループのロールケーキ専門店「アリンコ」
16時間勤務を週7日、中国で噴出した「ブラック労働」の実態
日本だけの問題ではなかった
日本では4月から「働き方改革関連法」が順次適用され、残業時間の罰則付き上限規制や有給休暇の取得義務化が開始しています。政府は、働き過ぎを防ぐことで働く人の健康を守り、多様なワーク・ライフ・バランスの実現を目指しています。その一方で、仕事が早く終わっても、まっすぐ家に帰らない「フラリーマン」も話題になっています。実は今、中国においても、働き方について大きな議論が巻き起こっています。社会の急速なデジタル化や市場競争の激化によって、残業の常態化や過酷な勤務体制が問題になっているのです。
1ドル106円台に接近、ドル安局面は今後も続くのか
ドル円相場の深層に迫る
注目された6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けた20日の外国為替市場は、ドル売り一色に染められました。政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は現行の2.25~2.50%で据え置かれたものの、米連邦準備理事会(FRB)は景気を重視する「ハト派」姿勢を強めたとの受け止めが広がり、米金利にさらなる低下圧力が掛かったことが背景です。中東情勢の緊迫化も重なり、ドル円相場は一時1ドル107円台前半と、今年1月3日にドルが瞬間的な急落を演じた(フラッシュ・クラッシュ)時以来の円高・ドル安水準を付ける場面がありました。ドル円相場は、このまま円高・ドル安の流れが強まっていくのでしょうか。
結局、老後資金はいくら必要?マイホームは購入すべきか
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、3人の子供を抱える40代の夫婦。老後に備えたいものの思うようにやりくりができないといいます。老後資金はいったい、いくら必要になるのでしょうか。またマイホームは購入すべきなのでしょうか。FPの前野彩氏がお答えします。老後には最低いくら必要でしょうか。また、マイホームを購入したほうがよいのでしょうか。食費を減らすと健康に良くない影響が出てしまうのではと考えたり、教育は財産だからと塾代や習い事にお金を使ったり、自分の医療費(歯医者)にお金がかかったりするため、やりくりがうまくできません。何を減らして節約すべきなのでしょうか。アドバイスよろしくお願いいたします。〈相談者プロフィール〉・女性、42歳、既婚(夫:48歳、公務員)・子供3人:18歳、15歳、12歳・職業:パート・居住形態:賃貸・毎月の世帯の手取り金額:約35万円(うち妻8万円)・年間の世帯の手取りボーナス額:100万円・毎月の世帯の支出目安:約32万円※退職金は2000万円ほど※住宅手当とし
工業地帯に突如カラオケステージ、尼崎で不思議な社会実験
運河や工場をバックに熱唱
先日、アウトドア向けの携帯用チェアを持って外に出かけ、思い思いの場所に腰かけてゆったり過ごす遊び「チェアリング」を紹介する記事を書きました。その後、「チェアリング」について詳しく聞きたいと連絡があり、インタビューを受けたのですが、インタビューをしてくれたのが兵庫県尼崎市の地域活性に取り組んでいる方で、「今度、尼崎で面白い催しがあるんです」と「キャナルフライデー」というイベントを教えてくれました。聞くところによると「尼崎運河」周辺の、工場や運輸会社の倉庫が立ち並ぶエリアにカラオケステージを作り、尼崎近海で取れた魚介類を使ったフードをおつまみにお酒も楽しめる催しになるとのこと。普段はたまに近所の住人が歩くぐらいで、あまり賑わうエリアではないそうなのですが、そういった場所に多くの人を呼び込むことができるかという試験的な意味合いもあるそうです。果たしてどんな様子になっているのか、また、イベントは成功するのか、気になったので見てきました。
タピオカの前に一世を風靡した「高級ポップコーン」は今?
ヒルバレー、ギャレットの現在地
いま、巷ではタピオカが一大ブームを巻き起こしています。タピオカブームは今回で3度目になります。ティラミス、クレームブリュレ、カヌレ、ベルギーワッフル、マカロン、パンケーキ……。一大ブームを巻き起こしたスイーツの多くは、ブーム一巡後は定番化し、今では街中のスイーツショップやコンビニなどで、普通に手に入る存在になっています。しかし、中には定番化せず、露出が大幅に減ってしまった感のあるスイーツもあります。 2013年から2015年頃にかけてブームを巻き起こした高級ポップコーンは、その代表格ではないでしょうか。そんな高級ポップコーンが、実は密かに人気を取り戻しつつあるようなのです。
日本より貯蓄率が低いイタリア、平気で生活を送れる理由
5人に1人は貯蓄額が約12万円以下
イタリアのファイナンス情報サイト、スーペルマネーの調査によると、イタリア人の5人に1人は貯蓄額が1,000ユーロ(約12万円)以下なのだとか。自分の身に置き換えてみるとちょっと不安を感じる数字です。イタリア人はどのような生活を送っているのでしょうか。
「給料は3つの口座で管理する」FP直伝、貯まる家計の作り方
新社会人も必見!効果的に給料を振り分けよう
新年度の給料を受け取った人も多いのではないでしょうか。新社会人は、初めての給料になりますね。給料が銀行口座に振り込まれたら、なんとなくそのままメイン銀行に置きっぱなし、という話をよく聞きます。しかし、計画的にお金を使って貯蓄もするには、銀行口座を使い分けてお金を振り分けると、効率がよくなりオススメです。複数の金融機関にお金を振り分けるのは面倒そう、と思っていては損をしてしまいます。振り分けの手間は、実はそれほど大変ではありません。最初の時だけ頑張れば、あとは自動的に振り分けるような設定ができます。では、金融機関の口座はいくつ持ち、どのように振り分けたらいいのでしょうか。
もう腐らせない!プロが教える梅雨時作り置きの秘訣
出張料理人が解説
多くの地域が梅雨入りし、しばらくはジメジメとした鬱陶しい天気が続きそうです。この時期は、作り置きの料理を腐らしてしまったり、食中毒を発生させてしまったりすることが多い季節です。東京栄養食糧専門学校講師で出張料理家でもある沢辺利男さんに、作り置きのコツを聞きました。
梅雨時期の洗濯物、何を使って乾かすのがベスト?イヤなニオイをさせないために
極力省エネに、上手に乾かしたい!オススメの家電とは?
全国的に梅雨入りし、雨の日が増えてきています。この時期のツライ家事が「洗濯」!部屋干しにすると、生乾きになって嫌な臭いがし始めるから極力避けたいという人も多いのではないでしょうか。近頃では、洗濯機の乾燥機能をはじめ、浴室の乾燥機や衣類乾燥除湿機なんて物まで出ています。しかし、いまいち正しい使い方や、それぞれの効果のほどがわからなかったりする事も。いったい何を使って乾かすのがベストなのでしょうか?そんな疑問を解消すべく、今回は「梅雨時期の洗濯物の乾かし方、何を使うのがベスト」なのか、「各方面から出ている乾燥機能のメリット&デメリット」についてお話しします。
谷川俊太郎が考える、「平和」とは何だろう
子どもにも大人にも伝えたいメッセージ
「へいわのボク」と「せんそうのボク」では、なにが変わるのだろう――。シンプルな言葉と絵で、平和な世界と戦争のある世界を対比させた絵本『へいわとせんそう』が静かな話題を呼んでいます。絵本のテキストを手がけたのは、詩人の谷川俊太郎さん。谷川さんが考える平和、そして戦争について、お話を伺いました。
食費16万の赤字家計から起死回生できた理由
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は、マネーフォワードから生まれたお金の相談窓口『mirai talk』のもとへ実際に家計相談に訪れた方のお悩みをご紹介します。相談者は、50代の夫婦。高校生と中学生の2人の息子を抱え、これから大学費用がかかってくる上に、夫婦の老後資金も貯めなくてはなりません。保有資産は2000万円ありますが、このままでは足りなくなるといいます。どうしたら家計改善できるのでしょうか。(※相談者の了承を得た上で掲載しています)
「パナマ文書」の何が一番問題だったのか
世界中が大騒ぎした理由をおさらいする
「パナマ文書」の流出から3年。流出報道後に各国政府が富裕層や企業から徴収した税金、罰金の総額は、1300億円を超えるそうです(朝日新聞)。最近もドイツの資産家や銀行がこの文書の内容にもとづいて家宅捜索されるなど(ブルームバーグ)、その余波はいまだに続いています。パナマ文書はなぜこれほど世間を騒がせ続けるのでしょうか。日本では数少ないタックスロイヤー(税法・税務に強い弁護士)として知られる西中間浩弁護士に、「タックス・ヘイブン」とあわせて解説してもらいました。※本稿は、西中間浩著『日本一やさしい税法と税金の教科書』の一部を再編集したものです。